
七宝作家の焼成トレーに使える?サイズ・耐熱温度とおすすめ冷却用金網3商品
七宝作家が焼成トレーを探すとき、サイズと耐熱温度は一緒に確認したくなりますよね。見た目が金属の台に近いステンレス金網なら、そのまま炉へ入れられそうに感じます。
ただ、七宝で作品を焼く台と、焼成後の作品を冷ます金網は役割が別です。ここを同じ道具として扱うと、温度の判断を誤りやすくなります。
今回紹介する3商品は、炉内で焼くトレーではなく、焼成後の冷却用金網として扱います。サイズ、置き場所、価格の差を中心に、購入前に迷う点を具体的にまとめました。
3サイズ早見表
今回の商品データで確認できる主な違いは、外形寸法と参考価格です。耐熱温度は3商品とも個別表示がないため、表にも温度の数値は入れていません。
| サイズ | 商品名 | 寸法 | 参考価格 |
|---|---|---|---|
| 大 | 七宝用 ステンレス金網 大 135×105mm | 135×105mm | 1,650円 |
| 中 | 七宝用 ステンレス金網 中 100×90mm | 100×90mm | 1,067円 |
| 小 | 七宝用 ステンレス金網 小 77×74mm | 77×74mm | 770円 |
参考価格は2026年9月27日時点のAmazon価格です。販売時期によって変わるため、注文時の価格とは一致しない場合があります。価格に加えて、普段置く作品の大きさとの釣り合いで決まる商品です。
商品名にある大・中・小は、素材とメーカーが同じ3商品の寸法差を示しています。3商品ともスタジオ サカミの七宝用ステンレス金網なので、比較の中心は作品を置く面積と保管スペースです。
大サイズの向き先
135×105mmの大サイズは、3商品で最も外形が大きい金網です。焼成後の作品を中央へ置きたい人や、1枚の中で置き場所を広く取りたい人には、大サイズが合います。
作品の外形が金網の寸法に近いと、置いた時に端へ寄りやすくなります。焼成直後は作品も金網も熱を持つため、置く面に空きがあるほうが、置き直しの回数を抑えられるでしょう。
小さな作品でも、同じタイミングで複数を冷ますなら大サイズの面積が役立ちます。作品同士を重ねず、距離を空けて並べたい作業場では、135×105mmの広さが役立ちます。
その反面、作業台の上や収納棚では存在感が出て、作品が小さく1枚ずつ冷ませば足りる人には、価格も置き場所も大きめ。広さを使う場面がある人には、このサイズがおすすめです。

中サイズの立ち位置
100×90mmの中サイズは、大サイズほど場所を取らず、小サイズより置く面に余裕があります。1枚の作品を中心に使いながら、形の違う作品にも対応したい人には、中サイズが合います。
外形寸法だけで比べると、大サイズとの差は長辺35mm、短辺15mmです。数値では小さく見えても、作品を置いた時の周囲の空きには差が出ます。作業台へ常設しにくい場合も、中サイズなら置き場所を確保しやすいでしょう。
参考価格は1,067円です。大サイズより583円安く、小サイズより297円高い設定なので、価格と面積の中間にあたります。作品の大きさが一つに決まっていない人には、この寸法が現実的です。
冷却用の道具を一つに絞りたい場合も、中サイズは使う場面を限定しすぎません。小作品には周囲の空きが残り、少し大きな作品にも対応しやすいサイズです。

小サイズが向く作品
77×74mmの小サイズは、3商品で最もコンパクトです。小さなペンダントトップや小型の七宝作品を中心に、作業台へ置く道具を増やしたくない人に小サイズがおすすめです。
保管場所が限られる場合も、小サイズの寸法は負担になりにくいでしょう。引き出しや道具箱へ入れやすく、冷却用の金網を常に広げておく必要がない作業場にも置きやすい寸法です。
一方で、作品の外形が77×74mmに近い場合、周囲の空きは多くありません。作品を複数枚並べる用途や、形の大きな銅板を冷ます用途では、置く面が足りなくなる可能性があります。
参考価格は770円です。価格を抑えて小作品用の金網を用意したい人にはおすすめですが、広い空きまで必要な作業には向きません。小型作品専用なら、この寸法が合います。

耐熱温度の注意
七宝焼の一般的な焼成温度は800〜850℃です。七宝工房の案内では、釉薬によって700〜800℃で焼く例がある一方、高温用釉薬は900〜950℃とされています。
ここで、炉の設定温度と金網の耐熱温度を同じ数字として扱ってはいけません。炉が800℃になるからといって、商品ページに温度表示のない金網が800℃に耐えるとは言えないためです。
今回の3商品のデータには、個別の耐熱温度や線材の規格が記載されていません。炉内使用の可否も商品データからは分かりません。一般的なステンレス鋼の耐熱データを、そのままこの商品へ当てはめることもできません。
七宝の焼成は釉薬の種類によって温度が変わります。通常の釉薬だけでなく高温用釉薬も使うなら、炉の設定温度だけで金網の用途を決めないことが大切です。
結論
炉内で作品を焼くための焼成トレーを探している場合は、個別の耐熱温度が確認できない今回の3商品をおすすめできません。七宝用のくらなど、炉内使用を前提にした台が必要です。
冷却用金網については、普段の作品をどの程度の空きで置くかによって商品が決まります。
- 作品を広く置きたい場合は、スタジオ サカミ「七宝用 ステンレス金網 大」がおすすめ
- 1枚の空きと収納性を両立したい場合は、スタジオ サカミ「七宝用 ステンレス金網 中」がおすすめ
- 小作品を省スペースで冷ましたい場合は、スタジオ サカミ「七宝用 ステンレス金網 小」がおすすめ
焼成炉の温度が高いからこそ、炉内で焼く台と、炉から出した作品を受ける金網は分けてください。今回の3商品は、耐熱温度を理由に炉内へ入れるのではなく、冷却用としてサイズを決める商品です。
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