
色彩輝度計 おすすめ3選
色彩輝度計は、測定したい対象や設置距離に合う機種をどう選べばよいか迷いやすいですよね。
測定対象に加えて、機種ごとの測定距離や使用温度範囲を確認すると、用途や設置条件に合うかを見比べやすくなります。
今回は、ディスプレイや光源などを測定する3商品を、購入前に確認しやすい条件でまとめます。
おすすめ商品の早見表
| 商品名 | 測定対象 | 測定距離 | 使用温度範囲 |
|---|---|---|---|
| ディスプレイカラーアナライザー CA-410 | フラットパネルディスプレイ、有機ELテレビ、高輝度液晶モニターなどのHDRディスプレイ | 精度保証測定距離:30±10mm | 10~35℃ |
| 色彩輝度計 BM-7AC | FPD、光源ランプ、ディスプレイ、LEDバックライト、各種光学フィルム、自動車のライセンスランプ・ヘッドランプ、LED照明、各種特殊光源 | 350mm~∞(対物レンズ金物先端からの距離) | 0~40℃ |
| 色彩輝度計 BM-5AC | FPD関連、自動車のインスツルメントパネル・オーディオ・操作パネル等の微小面、蓄光材、ディスプレイ、照明関連、蛍光体、各種特殊光源 | 350mm~∞(対物レンズ金物先端からの距離) | 0~40℃ |
ディスプレイカラーアナライザー CA-410
各種ディスプレイの輝度・色度に加えて、ホワイトバランス、ガンマ、フリッカまで測定したい人には、ディスプレイカラーアナライザー CA-410がおすすめです。
有機ELテレビや高輝度液晶モニターなどのHDRディスプレイに対応し、低輝度測定性能、高速測定、高い色度測定精度を備えています。フラットパネルディスプレイの性能測定にも対応しています。
測定径はプローブによってφ27mm、φ10mm、φ4mm、φ2.1mmに分かれます。φ27mmにはCA-VP427A・CA-P427・CA-P427H・CA-P427C、φ10mmにはCA-VP410A・CA-VP410H・CA-VP410T・CA-P410・CA-P410H、φ4mmにはCA-VP404、φ2.1mmにはCA-VP402が対応しているため、手持ちのプローブを使う場合は、型番と必要な測定径の組み合わせが購入条件になります。
CA-P427を使用する場合、輝度測定の精度保証輝度範囲は0.001~5,000cd/m²、色度測定の精度保証輝度範囲は0.01~5,000cd/m²で、精度保証測定距離は30±10mmです。
PCとの接続は、データプロセッサーCA-DP40を使うか、プローブとPCを直接つなぐ方法に対応しています。
CA-410プローブにはWindows10とmacOSに対応するソフトウェアCA-S40が標準で付属しており、輝度・色度測定、フリッカー測定、データ保存、Waveform機能による発光変動の生データ取得ができます。
CA-DP40は別売りの付属品で、プローブを最大10本まで接続できます。
使用温度は10~35℃、相対湿度85%以下で、結露しないことが条件です。
色彩輝度計 BM-7AC
ディスプレイや光源の輝度・色度を測るだけでなく、光源色のインライン測定や光源の光量管理まで扱いたい人には、色彩輝度計 BM-7ACがおすすめです。
測定対象は、FPD、光源ランプ、ディスプレイ、LEDバックライト、各種光学フィルム、自動車のライセンスランプ・ヘッドランプ、LED照明、各種特殊光源です。
測定時間は約0.5秒で、LED照明や各種特殊光源では、輝度・色度・色温度も測定できます。
測定角は2°、1°、0.2°、0.1°から切り替えられ、測定距離は対物レンズ金物先端から350mm~∞です。測定距離350mmでは、測定径は2°で10mmφ、1°で5mmφ、0.2°で1mmφ、0.1°で0.5mmφとなるので、対象物に必要な測定角と測定距離を選ぶときの条件になります。なお、測定径は設計基準値で、実際の直径とは多少異なる場合があります。
標準光源Aに対する輝度測定範囲は0.01~12,000,000cd/m²ですが、精度保証範囲は測定角ごとに異なります。測定角2°・オートレンジの場合、輝度精度は1~5cd/m²で±4%、5cd/m²以上で±2%となり、色度精度は標準光源A・10cd/m²以上でdx、dy±0.002です。
オシロスコープなどでデータを記録したり波形を観測したりする場合、アナログ出力はオプションで、出力はDC0~3V(X2・Y・Zに比例)です。
温度0~40℃、湿度85%RH以下で、結露しないことが使用条件なので、測定場所の環境も購入条件になります。
色彩輝度計 BM-5AC
微弱光の輝度・色度を高精度かつ高速に測りたい人には、色彩輝度計 BM-5ACがおすすめです。
FPD関連やディスプレイ、照明の光学特性評価に加えて、自動車のインスツルメントパネル・オーディオ・操作パネルなどの微小面、蛍光体、蓄光材、各種特殊光源も測定対象です。
蛍光体や蓄光材、特殊光源では、輝度・色度・色温度を測定できます。
測定角は3°、2°、1°、0.2°、0.1°から切り替えられ、微小面積から広範囲まで測定できます。測定距離は対物レンズ金物先端から350mm~∞なので、対象物の大きさや測定位置に合わせて必要な測定角・距離を選ぶときの条件になります。
点滅光の立ち上がり・立ち下がり応答特性を観測する用途では、FASTモードの最速0.05msの高速応答を使えます。
内蔵アナログ出力があるため、オシロスコープなどでデータを記録したり波形を観測したりでき、SINGLE測定モードの測定間隔は約2秒です。
標準光源Aに対する輝度測定範囲は0.00005~1,200,000cd/m²、輝度精度保証範囲は0.005~1,200,000cd/m²です。輝度精度は標準光源A・オートレンジで±4%以内、色度1のdx・dy精度も標準光源A・オートレンジで±0.005以内です。色度2のdx・dy精度±0.008以内は、輝度基準面と色ガラスを組み合わせて、カラーアジャストメントをONにしたときの条件です。
使用条件は温度0~40℃、湿度85%RH以下、結露しないことです。
色彩輝度計の選び分け
- ホワイトバランスやガンマ、フリッカまで測定したい人
- 光源色のインライン測定や光源の光量管理まで扱いたい人
- 点滅光の立ち上がり・立ち下がり応答特性を観測したい人
BM-7ACは測定角で精度保証範囲も変わる
BM-7ACの測定角は、対象の大きさに合わせるだけでなく、標準光源Aに対する精度保証範囲にも関わります。角度ごとの範囲は次のとおりです。
| 測定角 | 標準光源Aに対する精度保証範囲 |
|---|---|
| 2° | 1~30,000cd/m² |
| 1° | 4~120,000cd/m² |
| 0.2° | 100~3,000,000cd/m² |
| 0.1° | 400~12,000,000cd/m² |
測定径を小さくするために0.2°や0.1°を選ぶと、精度保証範囲の下限は100cd/m²や400cd/m²になります。低輝度の対象も測る場合は、測定径だけでなく、必要な輝度範囲に入る測定角を選ぶことが、BM-7ACの購入時の規格判断になります。
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