金利5%台!?米ドル保有で高金利を受け取る方法
目次
はじめに
こんにちは!今回は、米ドルの金利を活用した資産運用について、できるだけ分かりやすく解説していきます。日本の普通預金金利が0.001%程度なのに対し、米ドルは現在5%前後の金利水準となっています。
1. 米ドル金利の推移と現状
過去5年間の米ドル金利(FRB政策金利)推移
- 2019年:1.5-1.75%
- 2020年:0-0.25%(コロナショック対応)
- 2021年:0-0.25%
- 2022年:4.25-4.5%
- 2023年:5.25-5.5%
- 2024年4月現在:5.25-5.5%
このデータを見ると、ここ数年で大きな変化があったことが分かりますね。特に2022年以降、米ドルの金利が大きく上昇しています。2020年のコロナショック時には、ほぼゼロ金利まで下がっていましたが、その後急激に引き上げられ、今では過去5年で最も高い水準を維持しているんです。
なぜ今が米ドル投資のチャンスなのか
アメリカでは物価の上昇(インフレ)を抑えるために、金利を引き上げてきました。その結果、日本との金利差が5%以上という、とても大きな差になっています。
たとえば、日本円で1000万円を預金すると、金利0.001%なので年間100円程度しか利息が付きません。一方で、同じ1000万円分を米ドルで持っていると、金利5%なので年間50万円相当の利息が期待できるんです。
2. FXでの金利収入の仕組み
スワップポイントってなに?
FX取引での金利収入を「スワップポイント」と呼びます。ちょっと難しそうな言葉ですが、要は日本円と米ドルの金利の差額分をもらえる、ということです。
例えば:
- 米ドルの金利が5%
- 日本円の金利が0%
- 差額の5%分が、私たちの収入になる
つまり、日本円で米ドルを買って持っているだけで、この金利差分のお金をもらえるんです。
これまでのスワップポイント実績(年率換算)
- 2019年平均:1.2%程度
- 2020年平均:0.2%程度
- 2021年平均:0.1%程度
- 2022年平均:3.5%程度
- 2023年平均:4.8%程度
- 2024年4月現在:4.5%程度
このデータを見ると、ここ2年で急激にスワップポイントが増えていることが分かります。2020年には0.2%程度だったものが、今では4.5%と20倍以上になっているんです。これは、先ほど説明した金利差が広がったことが理由です。
3. 具体的な運用シミュレーション
100万円で運用を始めた場合の収益例(2024年4月現在のレート)
- レバレッジ1倍の場合
- 月間収益:約3,750円
- 年間収益:約45,000円
- 年利回り:約4.5%
- レバレッジ2倍の場合
- 月間収益:約7,500円
- 年間収益:約90,000円
- 年利回り:約9.0%
これを見ると、100万円の投資で年間4万5千円程度の収入が期待できることが分かりますね。レバレッジ(後で詳しく説明します)を2倍に増やせば、収入も2倍になります。ただし、これは為替レートが変動しないと仮定した場合の金利収入だけの計算です。
実際の運用例(2023年の事例)
- 投資開始額:100万円
- 運用期間:1年間
- レバレッジ:1倍
- スワップポイント収入:48,000円
- 為替差益:▲20,000円(円高で損失)
- 実質収益:28,000円(年利2.8%)
この例では、金利で4万8千円稼げたものの、為替レートの変動で2万円の損失が出たため、最終的な収益は2万8千円になりました。このように、実際の運用では為替の変動も考慮する必要があります。
4. メリット・デメリット
メリット
- 少額(1万円程度)から始められる
- 取引手数料が無料のケースが多い
- スマホでも簡単に取引可能
- 24時間取引可能
- 日本の預金金利より高い収益が期待できる
これらのメリットの中で、特に注目したいのは「少額から始められる」という点です。FXは1万円程度の小額から始められるため、投資初心者でも気軽にチャレンジできます。
デメリット
- 為替変動リスクがある(円高で損失の可能性)
- レバレッジによって損失が拡大する可能性
- スワップポイントは市場環境により変動する
- 相場が急激に動くと強制決済される可能性
デメリットの中で最も注意が必要なのは「為替変動リスク」です。例えば、1ドル=150円で米ドルを買い、その後1ドル=140円になると、1ドルあたり10円の損失が発生します。この為替変動で、せっかくの金利収入が相殺されてしまう可能性があるんです。
5. 始め方
口座開設の流れ
- FX会社のウェブサイトにアクセス
- 口座開設ページから必要事項を入力
- 本人確認書類をアップロード
- 審査・口座開設(1-3営業日程度)
口座開設に必要な書類は、通常、運転免許証やマイナンバーカードなどの身分証明書です。最近はスマホで撮影した画像をアップロードするだけで良いので、とても簡単です。
6. 主なFX会社の人気順比較(2024年4月現在)
2023年度末の各社が出しているデータを元に、FX会社を利用者の多い順で紹介します。
人気1位 GMOクリック証券
- 口座数:約130万口座
- 取引コスト:1ドルあたり約0.2円
- 金利収入(米ドル買い):1万ドルあたり1日約40円
- 口座数が一番多い
- システムが安定している
人気2位 DMM FX
- 口座数:約90万口座
- 取引コスト:1ドルあたり約0.1円(業界最安水準)
- 金利収入(米ドル買い):1万ドルあたり1日約42円
- 口座数が多い
- ドル/円の取引コストが低い
人気3位 SBI FX
- 口座数:約70万口座
- 取引コスト:1ドルあたり約0.2円
- 金利収入(米ドル買い):1万ドルあたり1日約38円
- 株式取引と口座連携できる
- チャート分析ツールが充実
人気4位 マネーパートナーズ
- 口座数:約50万口座
- 取引コスト:1ドルあたり約0.2円
- 金利収入(米ドル買い):1万ドルあたり1日約41円
- キャンペーンが豊富
- 取引時間が長い
人気5位 YJFX!
- 口座数:約45万口座
- 取引コスト:1ドルあたり約0.2円
- 金利収入(米ドル買い):1万ドルあたり1日約40円
- 初心者向け学習コンテンツが豊富
- デモ取引が充実している
私が個人的におすすめするのはDMM FXです。理由は、取引コストの狭さ、金利収入(米ドル買い)の高さに加え、85万口座という多くのユーザーに支持されている信頼性があるからです。また、スマホアプリの使いやすさも群を抜いています。
※口座数は各社の公表データに基づいています(2023年度末時点)
7. まとめ
FXでの米ドル金利運用は、こんな人におすすめです:
- 少額から資産運用を始めたい方
- 預金以外の運用を検討している方
- 為替リスクを理解している方
- 中長期での運用を考えている方
ただし、開始前に以下の準備は必須です:
- 投資目的の明確化
- リスクの理解
- 取引ルールの設定
- 適切な口座の選択
- 市場の基礎知識の習得
リスクを理解し、適切な管理をすれば、米ドル金利運用は魅力的な投資方法の一つとなるはずです。まずは少額から始めて、徐々に経験を積んでいくことをおすすめします。
免責事項
本記事は情報提供を目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。FX取引にはリスクが伴いますので、投資判断はご自身の責任で行ってください。記載内容は記事作成時点のものであり、今後予告なく変更される可能性があります。
メリットだけでなく、リスクについても十分に理解した上で取引を開始することをお勧めします。
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