Ryzenの内蔵グラフィックス性能比較|もはやグラボいらない!?

Ryzenの内蔵グラフィックス性能比較|もはやグラボいらない!?

オフ 投稿者: sesera

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最近のRyzen内臓GPUが優秀すぎる!

最近のRyzen APUは、内蔵グラフィックスの性能が大幅に向上しています。特にRadeon 780MやRadeon 760Mは、かつての単体グラフィックスカードに匹敵する性能を持っています。

主要なRyzen APUの内蔵グラフィックス性能

シリーズモデル内蔵GPUコア数クロック数理論性能同等GPU
3000Ryzen 5 3400GVega 11111400MHz1.9 TFLOPSGT 1030
3000Ryzen 3 3200GVega 881250MHz1.4 TFLOPSGT 1030未満
4000Ryzen 7 4800UVega 881750MHz1.8 TFLOPSGT 1030+
4000Ryzen 5 4600UVega 661500MHz1.2 TFLOPSGT 1030
5000Ryzen 7 5700GVega 882000MHz2.0 TFLOPSGTX 1050
5000Ryzen 5 5600GVega 771900MHz1.8 TFLOPSGTX 1050-
6000Ryzen 5 6600U660M61900MHz1.9 TFLOPSGTX 1050
6000Ryzen 7 6800U680M122200MHz3.6 TFLOPSGTX 1050 Ti
7000Ryzen 3 7440U740M42500MHz2.7 TFLOPSGTX 1050
7000Ryzen 5 7640U760M82600MHz5.6 TFLOPSGTX 1050 Ti+
7000Ryzen 7 7840U780M122700MHz8.6 TFLOPSGTX 1650

このように、特にRDNAアーキテクチャ採用以降、単体GPUに迫る、あるいは上回る性能を実現しています。最新の7000シリーズなら、カジュアルゲーマーならグラフィックボード無しでも十分に楽しめる性能があると言えますね。

内蔵GPUの利点が凄い

最新のRyzen APUが持つ大きな利点:

  • 省電力性能が優れている
  • 発熱が少ない
  • システム全体のコストダウンが可能
  • 小型PCでも高性能が実現可能

これらの特徴により、特にノートPCやミニPCでの活用が広がっています。実際に5万円前後のミニPCでAPEX、VALOLANT、COD、BF、モンハン、原神、等の高負荷な3Dゲームを楽しむ事が可能です。

メモリもGPU性能に影響してくるよ

内蔵グラフィックスの性能を最大限引き出すために重要なのが、デュアルチャンネルメモリの使用です。シングルチャンネルと比べて20-30%もの性能差が出ることがあります。特に:

  • DDR5メモリの使用推奨
  • デュアルチャンネル構成が必須
  • 最低16GB(8GB×2)推奨

この構成を満たすことで、上記のような性能を実現できます。

まとめ

内臓GPUの成長が早すぎて、ローからミドルクラスのGPUに関しては存在意義が薄れてきましたね。

3Dゲームを軽く楽しむ程度や、動画編集、画像処理まで、別途GPUを買わなくても済んでしまいます。これはもはや、一般ユーザーはグラボなしでも十分と言えるのではないでしょうか。

実際に、内臓GPUで3Dゲームがどこまで楽しめるのか検証した記事もあるので、よかったら見てみてください。