
グラインダーのサイドハンドルをなくした|M8・M10のねじ径と対応機種の確認方法
グラインダーのサイドハンドルをなくした時は、M8・M10だけで交換品を決めないでください。必要なのは、本体の銘板にある末尾記号まで含む型番と、メーカー公式資料に載っている純正部品番号です。
ねじ径が同じでも、ピッチやねじ部の長さ、ツバの有無が違えば取り付けられません。ハンドルを付けないまま使ったり、手持ちのボルトや汎用品を試し込んだりするのも危険です。
部品を確かめる間はスイッチを切り、コード式は電源プラグ、充電式はバッテリーを外してください。本体型番から純正品番をたどり、M8・M10はその後に照合する項目です。
目次
サイドハンドルをなくした時の安全停止
サイドハンドルがないと気づいたら、その場でスイッチを切り、砥石が完全に止まるまで待ってください。回転中の砥石へ触れると危険です。
砥石が止まった後は、コード式なら電源プラグ、充電式ならバッテリーを外してください。本体の型番や取付部を調べるのは、スイッチへ触れても動かない状態になってからです。
「少し切るだけ」「片手で押さえれば足りる」といった使い方も避けてください。サイドハンドルが指定されている機種は、正しい部品を確実に取り付けるまで作業を再開できません。
砥石カバーはサイドハンドルとは別の保護部品です。ハンドルを付けやすくするためにカバーを外さないでください。取扱説明書どおりに両方を取り付けても、緩みやがたつきがあれば使用できません。
なくした部品がサイドハンドルかを見分ける
サイドハンドルは、手で握る棒状の補助部品です。先端の雄ねじを、砥石に近いギヤハウジングの側面や上面にある取付穴へねじ込む作りになっています。
取扱説明書や部品表では、「サイドグリップ」「グリップ」「補助ハンドル」と書かれていることもあります。握る部分と本体へねじ込む部分が一体になっているかを見て、次の部品と区別してください。
| 部品 | 形と取付場所 | サイドハンドルとの違い |
|---|---|---|
| サイドハンドル | 棒状で、先端を本体側面や上面へねじ込む | 本体を両手で保持するために握る部品 |
| 砥石カバー | 砥石の外周を覆う半円状の部品 | 回転する砥石から作業者を守るカバー |
| スパナ | 平たい金属製で、先端に穴や突起がある工具 | 砥石の取付・取り外しに使う工具 |
| フランジ | 砥石の両側に入る円盤状の金属部品 | 砥石を軸へ固定する部品 |
| 取付ナット・ロックナット | 丸形や六角形の金属部品 | 本体や砥石を固定する部品で、握る部分はない |
砥石カバーをなくした場合は、サイドハンドルだけをそろえても作業を再開できません。取扱説明書でそれぞれの部品名と取付状態を調べ、必要な保護部品がすべて戻るまで使用しないでください。
銘板にある本体の完全な型番
砥石が止まり、電源が遮断されていることを確かめたら、本体を安定した台に置いてください。銘板は、本体の側面、底面、コードの付け根付近、充電式ならバッテリー取付部の周辺にあります。手に持ったまま裏側をのぞき込む必要はありません。
控えるのは、次の情報です。
- メーカー名
- ハイフンや空白を含む型番
- 型番の末尾に付く英字や数字
- 製造番号やシリアル番号
- 銘板全体が読める写真
「100mmディスクグラインダ」「○○シリーズ」といった大まかな表記や、本体の色と外観だけでは交換部品を決められません。同じシリーズでも末尾記号によって仕様や付属品が異なることがあるため、型番を途中で省略しないでください。
銘板が削れていても、購入履歴、保証書、ケースのラベル、手元にある取扱説明書に型番が残っている場合があります。本体全体、銘板の跡、サイドハンドルの取付穴を撮影し、分かる範囲の製造番号と一緒にメーカー、販売店、修理店へ伝えてください。
公式取扱説明書と部品表にある純正品番
本体の完全な型番が分かれば、メーカー公式サイトで製品ページを開けます。そこから取扱説明書、付属品一覧、部品表へ進み、メーカーが指定している部品番号を探してください。
資料内では、次の名前で記載されていることがあります。
- サイドハンドル
- サイドグリップ
- グリップ
- 補助ハンドル
控えるのは、ハイフンを含む部品番号です。形が似ていても、番号が違えば別部品です。本体型番と部品番号の組み合わせは、公式資料で照合してください。
公式資料にある組み合わせは、次のとおりです。
| メーカー | 取扱説明書の機種群 | 掲載されている部品 |
|---|---|---|
| マキタ | 9533・9533L・9533B・9533BH・9533BL・9533BLA・9535・9535B | グリップ36・152490-4 |
| HiKOKI | G10SP3系・PDA-100H系 | サイドハンドル954021 |
この組み合わせは、表にある機種群だけの例です。メーカーの全機種に共通する品番として扱わないでください。
M8・M10は部品番号の後に照合
M8やM10は、ねじの太さを表す呼び方です。純正部品番号が分かった後の照合には使えますが、同じM10表記でもピッチやねじ部の長さ、ツバの形が違うため、太さだけでは適合を確定できません。M8は必ずピッチ1.25、M10は必ずピッチ1.5と決めつけないでください。
| 確認する項目 | 見る内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| ねじ径 | M8、M10などの呼び径 | 取付穴の内径だけでは確定できない |
| ピッチ | ねじ山とねじ山の間隔 | 同じねじ径でもピッチ違いがある |
| 雄ねじ部の長さ | ハンドル先端に出ているねじの長さ | 公式品と長さが違う物を加工して合わせない |
| ツバ・座面 | 本体へ接する根元の形と直径 | ツバ有りとツバ無しを同じ部品として扱わない |
| 取付位置 | 本体の左・右・上など | 機種ごとに取扱説明書で照合する |
取付穴しか残っていない場合、ノギスで穴の内径を測るだけではM8かM10かを断定できません。折れたハンドルなど元の部品が残っているなら、雄ねじの外径、ピッチ、雄ねじ部の長さ、ツバの形を実測できます。ただし、実測値は公式の部品情報と照合するための補助です。
本体の穴へ手持ちのボルトをねじ込み、入るかどうかを試すのは避けてください。誤ったピッチでねじ山を傷めることがあります。ねじを削る、取付穴を加工する、変換アダプターを挟む、汎用ボルトや家具用ノブで代用する方法もやめてください。
純正商品は本体型番と部品番号が一致する場合だけ
交換品を購入するのは、本体の完全な型番と、公式取扱説明書や部品表にある純正部品番号が一致してからです。販売ページにも同じメーカー名と部品番号が書かれていることを確かめ、数字や末尾記号が一つでも違う物は注文しないでください。
「M10対応」「100mm・125mmグラインダー用」と書かれているだけでは、対象機種を確定できません。「純正品」と書かれていても、自分の本体型番が対応一覧にない場合は、購入前にメーカーや販売店へ問い合わせてください。
HiKOKI 954021は公式部品表に品番が載る機種だけ
HiKOKIのサイドハンドル954021は、G10SP3系とPDA-100H系の公式取扱説明書に掲載されている部品です。手元の本体が該当型番で、公式資料にも954021と書かれている場合だけ購入してください。
HiKOKI製やM10という表示だけでは判断できず、「100mm・125mm用」も全機種対応を意味しません。本体型番と公式部品番号の両方を照合してください。

取付位置と締め付け後のがたつき
サイドハンドルを取り付けられる位置は、本体の左・右・上など機種によって違います。マキタの9533・9535系取扱説明書にある2か所、HiKOKIのG13SHA系取扱説明書にある3か所は、それぞれの機種群に限った例です。メーカーが同じでも、別機種へそのまま当てはめないでください。
電源を遮断した状態で、取扱説明書に示された取付穴へ雄ねじをまっすぐ合わせ、ハンドルを手で回して締めてください。最初から重い、斜めに入る、根元の座面が本体に着かない場合は、正常な取り付き方ではありません。それ以上回さないでください。
| 取付時の状態 | 対応 |
|---|---|
| ハンドルが斜めに入る | 無理に回さず外し、部品番号とねじ山の傷を調べる |
| 途中で止まり、座面が本体に着かない | 使用せず、部品番号とねじ部の長さを照合し直す |
| 締めてもがたつく、すぐ緩む | 使用を止め、ツバ・座面と取付穴の損傷を調べる |
| 砥石カバーと干渉する | カバーを動かさず、説明書にある取付位置を調べる |
異常がある時にワッシャーを足したり、工具で無理に締めたりしてはいけません。砥石カバーをずらす、外す、削る方法も禁止です。正しい部品と指定位置を照合しても収まらない場合は、作業を再開せずメーカーや修理店へ相談してください。
品番不明・ねじ穴の損傷は使用を止めて相談
古い機種は、メーカー公式サイトに取扱説明書や部品表が残っていないことがあります。その場合も、似た形のハンドルを自己判断で付けず、メーカー、正規販売店、修理店に後継部品の有無を問い合わせてください。
| 状態 | 相談前に用意する物 |
|---|---|
| 公式資料が見つからない | メーカー名、完全な型番、製造番号、購入時期が分かる記録 |
| 銘板が読みにくい | 銘板の写真、保証書、購入履歴、ケースや説明書のラベル |
| 取付穴の状態が分からない | 本体全体と取付穴を明るい場所で撮った写真 |
| 部品の一部が残っている | 残ったハンドルやねじ部を複数方向から撮った写真 |
取付穴のねじ山がつぶれている、ハウジングに亀裂がある、本体が変形している時は、ハンドル交換だけでは直りません。サイドハンドルを付けられても本体を確実に保持できないため、修理点検が必要です。
ねじ穴へタップを立てる、穴を広げる、ねじを切ったり削ったりする方法は使わないでください。ワッシャーや接着剤で隙間や緩みをごまかすのも危険です。本体側の修理は、メーカーか電動工具を扱う修理店へ依頼してください。
まとめ|型番と純正品番が確定するまで使わない
交換品の特定には、本体の完全な型番と公式の純正部品番号が必要です。ねじ径やピッチ、長さ、ツバの形は、その品番を補助する情報です。
- スイッチを切り、コード式はプラグ、充電式はバッテリーを外す
- なくした物がねじ込み式のサイドハンドルかを確かめる
- 銘板の完全な型番、末尾記号、製造番号を控える
- 公式資料の純正部品番号と各寸法を照合する
- 指定位置へ取り付け、がたつきや本体側の損傷があれば使用を止めて相談する
HiKOKI 954021は、手元の完全な本体型番と公式部品表の品番が一致する場合だけ選べる1候補であり、M10一般の交換品ではありません。
確認できない項目が一つでも残っている間は、作業を再開しないでください。正しい部品を指定位置へ取り付けても収まらない時は、無理に直そうとせずメーカー、正規販売店、修理店へ本体型番と写真を伝えてください。
グラインダーのサイドハンドルでよくある質問
折れたサイドハンドルの雄ねじが本体側に残ったら、自分で抜いてもよいですか?
自分で穴あけやねじ抜きをせず、使用を止めてください。本体の取付穴まで傷めることがあるため、本体型番と写真を添えてメーカーか電動工具の修理店へ取り外しと点検を依頼してください。
通常のサイドハンドルを防振サイドハンドルへ置き換えられますか?
メーカーが手元の完全型番に対応すると案内している防振サイドハンドルだけ使えます。ねじ径が同じでも交換できるとは限らないため、公式部品番号を確かめ、対応表に型番がなければメーカーへ問い合わせてください。
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※同一運営者のサイトです。
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