
ミシンの糸くず掃除の手順
縫っていたら、針の下から糸くずが出てきた。どこを払えばいいか、見ただけでは分からない。
針の下に糸くずが見えると、このまま縫い続けてよいか迷いますね。
糸くずの掃除方法
電源を切り、針を下げてから、針周りとボビン周辺の糸くずをブラシで払いましょう。縫い目が急に詰まったり、下から糸くずが布へ戻ってきたりするときは、まずこの掃除で様子を見ます。
糸くずは針が布を通るたびに針板の下や釜のまわりへ落ちます。そこを先に外へ出すと、次の縫い目へくずが戻ってくる負担が減ります。
糸くず掃除の道具
糸くず掃除は、先が細くて布を傷つけにくい道具で足ります。ミシンに掃除用具が付いていればそれを使い、なければ家にある先の細い道具で代用できます。
| 道具名 | 種類 | 使う場所 | 役割 |
|---|---|---|---|
| 掃除ブラシ | 付属の小ブラシ、または柔らかいブラシ | 針板の上と針のまわり | 落ちた糸くずを外へ払う |
| ピンセット | 先が細く先端が揃っているもの | ボビンケースのまわり | 絡んだ短い糸をつまんで抜く |
| 目打ち | 裁縫用の目打ち | 針板の溝 | 奥に詰まったくずを手前へ出す |
| 乾いた布 | 毛羽の出にくい柔らかい布 | ベッド面 | 払い出したくずを拭き取る |
- ブラシは糸くずを奥へ押し込むのではなく、針板の外へ払うときに使います。
- ピンセットは、指ではつかめない短い糸だけに使います。針や釜をこじらないでください。
- 目打ちは溝の奥を出す道具です。針を曲げたり、釜を傷つけたりしない範囲で使います。
- 乾いた布は最後の拭き取りです。水や洗剤は使わず、取扱説明書が掃除方法を指定している場合はその手順を優先してください。
糸くず掃除の流れ
機種によって針板の外し方やボビンの出し方は違うので、ネジの位置や回し方は取扱説明書に合わせてください。どのミシンでも共通する流れは、電源を切って糸を外し、見える糸くずを払ってから、短い試し縫いで残りを確認することです。
- 電源を切り、針を下げ、上糸とボビンを外す。
- 針板の上と針のまわりの糸くずを、ブラシで外側へ払う。
- ボビンを入れるまわりに残った糸を、ピンセットでつまんで取り除く。
- 布をセットする前に端布で試し縫いし、糸くずが出ないか見る。
- 電源が入ったまま針の下へ手やブラシを入れないでください。
- 口で吹き付けると湿った糸くずが奥へ入りやすいので、ブラシで払います。
- 針板を外す必要があるときは、外したネジを元の位置へ戻せるように置いておきます。外し方が分からない機種は、無理にこじ開けず取扱説明書を見てください。
- 油を差すかどうかは機種で違います。掃除のついでに注油せず、説明書に書いてある箇所だけにしてください。
縫い終わりの掃除
たとえば、山田さんが直線の縫いを終えた直後、針板の溝に短い糸くずが残っていたとします。電源を切って針を下げ、溝の糸くずをブラシで外側へ払い、指でつかめない糸だけをピンセットでつまみます。
ミシンがない場合のおすすめ
上の流れで糸くずを払って直線縫いを続けるなら、ミシンがまだない場合は直線縫い向けの1台を用意してください。個人的にはJUKI シュプール TL-30DXがおすすめです。工業用ミシンの機構を家庭の直線縫いに使う、直線中心の作品向けの機種です。ジグザグや自動ボタン穴、刺しゅうを1台で済ませる用途には向きません。
自動糸切りが付いているので、縫い終わりの糸をその場で切れます。布地・針・糸に応じた調節と試し縫いが前提で、素材を問わず縫えるわけではありません。構成は白の職業用直線専用で、フットコントローラーと補助テーブルが付きます。直線専用か、フットコントローラーと補助テーブルが付くかは、JUKIのTL-30DX公式商品ページで確認できます。

まず糸くずを払う
電源を切って針を下げ、針周りとボビン周辺の糸くずをブラシで払うところから始めてください。直線縫い用のミシンがまだ手元にない場合は、JUKI シュプール TL-30DXの商品ページで、直線専用の構成かを確認してみてください。
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