
GENELEC 8331Aと8341Aの違い|音圧・低域・設置距離を比較
GENELECの8331Aと8341Aは形がよく似ています。約20万円高い8341Aまで必要なのか、迷いますよね。
近距離のデスク設置では8331Aがおすすめです。距離が2メートル前後で、大音量や深い低音が必要なら8341Aが向きます。
この記事では、どこまで大きな音を出せるか(音圧)、低音の深さ、設置距離、サイズ、ペア価格を比べていきます。
8331Aと8341A早見表
両モデルを分けるのは、スピーカーから耳までの距離、必要な音量、低音の深さの3点。
音圧は、どこまで大きな音を出せるかを示します。単位はデシベルで、数値が高いほど瞬間的な大音量に余裕があります。
低音の深さはヘルツで示し、数値が低いほど深い音まで再生できます。表の45ヘルツと38ヘルツは、基準より6デシベル下がる地点です。
| 比較項目 | GENELEC 8331A | GENELEC 8341A |
|---|---|---|
| 向く人 | 耳まで0.5〜1.5メートル前後で、大音量や深い低音が不要な人 | 耳まで1.5〜3メートル前後、または大音量と深い低音が必要な人 |
| 主な強み | 小さく軽いため、机上へ設置しやすい | 同じ測定条件で、瞬間最大音圧が6デシベル高い |
| 弱点・購入前の確認 | 距離が伸びると、大音量と低音の余裕が少ない | 本体が大きく重く、ペア価格も198,000円高い |
| 1メートルで出せる 瞬間的な大音量の上限 | 104デシベル以上 | 110デシベル以上 |
| 低音の下限 出力が6デシベル下がる地点 | 45ヘルツ | 38ヘルツ |
| 本体サイズ 高さ×幅×奥行 | 305×189×212ミリ | 370×237×243ミリ |
| 1本の重さ | 6.7キログラム | 9.8キログラム |
| Amazonペア価格 2026年7月28日 | 726,000円 | 924,000円 |
| 購入先 | ![]() GENELEC 8331AM ブラック 2本・ペア | ![]() GENELEC 8341AM ブラック ペア |
1.5〜2メートル前後では、どちらも候補。8331Aの小ささを取るか、8341Aの音圧と低音の余裕を取るかが分かれ目です。
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近距離なら8331A
8331Aは、耳まで0.5〜1.5メートル前後のデスク設置に向きます。ただ、近距離でも大音量や深い低音が必要なら8341Aがおすすめです。
幅189ミリ、重さ6.7キログラムなので、机の作業スペースを残しやすいですよ。8341Aより設置場所の自由が利きます。
2メートル前後まで離れると、大音量と低音の余裕は小さくなります。購入時は1本かペアかも確認してください。

音圧と低域なら8341A
スピーカーから離れて聴くなら、8341Aの余裕が生きます。1.5〜2メートル前後は、中程度の音量なら8331Aでも足ります。
1メートルで出せる瞬間的な大音量の上限は、110デシベル以上。低音は、基準より6デシベル下がる38ヘルツまで伸びます。
ただ、幅237ミリ、1本9.8キログラムあるため、設置面と耐荷重の確認が必要です。販売ページの1本・ペア表記も確認してください。

距離別音圧の比較
視聴距離が伸びるほど、耳に届く音圧は下がります。
下の数値は、部屋の広さと響きを含めた目安です。早見表の1メートル値とは測定条件が異なります。
| 耳までの距離 | GENELEC 8331A | GENELEC 8341A | 音圧差 |
|---|---|---|---|
| 0.5メートル | 110デシベル | 116デシベル | 6デシベル |
| 1メートル | 105デシベル | 111デシベル | 6デシベル |
| 1.5メートル | 102デシベル | 108デシベル | 6デシベル |
| 2メートル | 100デシベル | 106デシベル | 6デシベル |
| 3メートル | 98デシベル | 104デシベル | 6デシベル |
| 5メートル | 96デシベル | 102デシベル | 6デシベル |
| 10メートル | 95デシベル | 101デシベル | 6デシベル |
0.5〜3メートルの音圧差は、8341Aが6デシベル高い状態。1.5〜2メートル前後で中程度の音量なら、8331Aでも足ります。
3メートルを超えると、部屋の響きも強く影響します。広い部屋では、8341Aだけでなく設置位置や壁から返る音への対策も必要です。
測定条件別の音圧
最大音圧は、音源と再生時間によって数値が変わります。両モデルの差は、条件ごとに2・6・8デシベルです。
| 測定条件 | GENELEC 8331A | GENELEC 8341A | 音圧差 |
|---|---|---|---|
| ペアで音楽を再生した瞬間の最大値 | 110デシベル以上 | 118デシベル以上 | 8デシベル |
| 1メートルでの瞬間最大値 | 104デシベル以上 | 110デシベル以上 | 6デシベル |
| 1メートルで長く鳴らした時の最大値 | 99デシベル以上 | 101デシベル以上 | 2デシベル |
音楽をペアで鳴らした瞬間は8デシベル、1メートルの瞬間値は6デシベル差。長く鳴らす条件では2デシベル差まで縮まります。
前の距離表は部屋の響きを含む距離別の目安で、こちらは測定条件ごとの最大値。数値の目的が違うため、同じ1メートルでも一致しません。
近距離で中程度の音量なら8331Aで足ります。瞬間的な大音量を余裕を持って確認したいなら、8341Aがおすすめです。
8331Aと8341Aの低域
8331Aの45ヘルツと8341Aの38ヘルツは、同じ音量で出せる下限ではありません。どちらも基準より6デシベル下がる地点です。
| 低音の測り方 | GENELEC 8331A | GENELEC 8341A |
|---|---|---|
| 基準より6デシベル下がる地点 | 45ヘルツ | 38ヘルツ |
| 音量の変化が1.5デシベル以内の下限 | 58ヘルツ | 45ヘルツ |
音量の変化を1.5デシベル以内に保てる下限は、8331Aが58ヘルツ、8341Aが45ヘルツです。
キックやベースの低い音を本体だけで確認するなら8341A。低音を別の機器でも確認できるなら、8331Aで足ります。
30ヘルツ以下や映画の重低音まで扱うなら、8341Aだけでは足りません。サブウーファーかヘッドホンも必要です。
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本体サイズと設置
8341Aは8331Aより、高さ65ミリ、幅48ミリ、奥行31ミリ大きくなります。机上では、作業スペースの差がはっきり出ます。
| 比較項目 | GENELEC 8331A | GENELEC 8341A | 8341Aの増加分 |
|---|---|---|---|
| 付属台を含む本体サイズ 高さ×幅×奥行 | 305×189×212ミリ | 370×237×243ミリ | 65×48×31ミリ |
| 設置面積の目安 | 約401平方センチメートル | 約576平方センチメートル | 約44% |
| 1本の重さ | 6.7キログラム | 9.8キログラム | 3.1キログラム |
| ペアの重さ | 13.4キログラム | 19.6キログラム | 6.2キログラム |
8341Aの設置面積は約44%広く、ペアの重さは19.6キログラムです。購入前に机の奥行と強度、スタンドの耐荷重を確認してください。
どちらも背面の穴から低音を出すため、壁との間に最低50ミリ必要です。左右を同じ高さと距離にそろえ、耳へ向けて設置します。
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ペア価格と補正費用
2026年7月28日のAmazonペア価格は、8331Aが726,000円、8341Aが924,000円です。差額は198,000円です。
両機種とも、部屋に合わせて音を整える補正機能(GLM)に対応。ソフトは無料ですが、自動測定には別売キットが必要です。
| 費用項目 | GENELEC 8331A | GENELEC 8341A |
|---|---|---|
| ブラックのペア本体 2026年7月28日 | 726,000円 | 924,000円 |
| 8331Aとの価格差 | 基準 | 198,000円高い |
| 部屋に合わせる補正ソフト | 無料 | 無料 |
| 自動測定用GLM Kit | 別売55,000円 | 別売55,000円 |
ペア購入でGLM Kitが付く対象店もありますが、Amazonは同日時点の公式一覧にありません。キャンペーン条件は変わるため、購入前に確認してください。
8341Aへ上げる本体差額は198,000円です。補正キット代は両機種で変わらず、本体とは別に55,000円かかります。
8331Aと8341AのQA
末尾記号と性能差
変わりません。末尾は仕上げを示し、Pはダーク・グレー、Mはブラック、Wはホワイト、Rwは塗装なしのRAW仕上げです。8331Aと8341Aの性能差とは別です。
PCへの接続方法
USBケーブルや3.5ミリのステレオケーブルは直接接続不可。8331Aと8341Aの音声入力はアナログXLRと業務用デジタル音声端子(AES/EBU)なので、PCの音をXLR出力へ変換する機器(オーディオインターフェース)などが必要です。
GLM補正後の接続
設定を本体へ保存すれば、補正後の通常使用でPCをつなぎ続ける必要はありません。測定や設定変更を行う時は、GLM Kitまたは対応コントローラーの9320AとPCを接続します。
8331A+7360の組合せ
45ヘルツより低い帯域や映画の重低音を確認するなら、8331Aと7360の組み合わせ。機器を増やさず、38ヘルツ付近まで1組で確認したいなら8341A単体が向きます。サブウーファーを加える場合は、置き場所と補正対象が増えます。
8331Aか8341Aの結論
耳まで0.5〜1.5メートル前後で、机の広さと予算を抑えたい人にはGENELEC 8331AM ブラック 2本・ペアがおすすめです。深い低音と大音量の余裕は8341Aが上です。

耳まで1.5〜3メートル前後で、深い低音や大音量が必要ならGENELEC 8341AM ブラック ペアがおすすめです。大きく重いため、設置面と耐荷重を確認してください。

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