RME Fireface UCX IIとUFX IIIの違い|入出力数・MADIと設置方法で選ぶ

RME Fireface UCX IIとUFX IIIの違い|入出力数・MADIと設置方法で選ぶ

オフ 投稿者: せせら編集部

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RMEのFireface UCX IIとUFX IIIは価格差が大きく、どちらを買うか悩みますよね。

入出力の総数だけでは、自分に必要な方が決まりません。実際につなぐ機材と置き場所で、必要なモデルは変わります。

この記事では、実際につなげる機材数や外部機器の増設、設置方法の違いから、どちらを買うべきか解説していきます。

RME UCXとUFXの違い

机に置く小型構成ならFireface UCX IIがおすすめです。常設ラックで多くの機材をつなぐならFireface UFX IIIが向きます。

表の入出力数は、マイクやスピーカーを直接つなぐ端子だけではありません。外部機器とデジタル接続する通り道も含んだ合計。

向く人本体へ直接つなぐ端子購入前の確認製品
卓上・持ち運び
マイク入力2基で足りる人
8入力・8出力
8出力のうち2つはヘッドホンと共用
MADI(デジタル音声伝送、48kHz時に最大64チャンネル)は非対応
ラック金具は別売
RME Fireface UCX II
44.1/48kHz時に20入力・20出力
常設の19インチラック
外部機器を多く使う人
12入力・12出力
12出力のうち4つはヘッドホン2系統
44.1/48kHz時の94入出力の転送にUSB 3.0が必要
MADI対応の外部機器は別売
RME Fireface UFX III
44.1/48kHz時に94入力・94出力

本体へ直接つなげる入力と出力は、UCX IIが各8、UFX IIIが各12です。

MADIを使わなくても、マイク4本やヘッドホン2系統が必要ならUFX IIIが適しています。

卓上はRME UCX II

Fireface UCX IIは、自宅の机や持ち運び用の小型ラックで使う人におすすめです。44.1/48kHz時の20入力・20出力で、マイクを同時に2本録音し、シンセや外部機器を数台つなぐ構成に足ります。

本体へ直接つなげる入力と出力は各8。スピーカーや外部機器へ送る出力は6系統です。残りの2つはヘッドホンと共用で、別系統として残るわけではありません。

UCX IIは幅約21.5cmの小型ボディで、外部12V電源を使う機種。USBからの給電には対応しませんが、机の横や小型ラックへ置けるため、持ち運ぶ構成にも向きます。

19インチラックへ固定する場合は、ラック金具が別途必要。MADIを使う予定がある人、マイク4本や独立したヘッドホン2系統が必要なら、最初からUFX IIIが適しています。

常設はRME UFX III

Fireface UFX IIIは、19インチラックへ常設し、複数の外部機器をつなぐ人に向きます。前面にマイク・楽器入力4系統、背面にライン入力8系統を備え、12系統の出力を送れます。

44.1/48kHz時の94入力・94出力は、直接端子に加えてMADIなどを含む合計。外部マイクプリアンプや音声変換機を増やす環境で力を発揮します。

電源を本体に内蔵し、ラック耳も付属。外部ACアダプターを置かずに設置できる一方、UCX IIより本体が大きく、ラック内には熱を逃がすための通気スペースが必要です。

44.1/48kHzの94入力・94出力を送るにはUSB 3.0が必要。USB 2.0では30入力・30出力に制限され、MADIを録音・再生できません。

RMEの入力数と出力数

直接つなぐ端子は、UCX IIが入力・出力とも各8、UFX IIIが各12です。前面のマイク入力も、UCX IIは2系統、UFX IIIは4系統です。

UCX IIは8出力のうち2つがヘッドホン共用。UFX IIIは4出力を独立ヘッドホン2系統に使えます。

入出力の総数は、サンプルレートで変わります。

  • 44.1/48kHz:UCX IIは20入力・20出力、UFX IIIは94入力・94出力
  • 88.2/96kHz:UCX IIは16入力・16出力、UFX IIIは54入力・54出力
  • 176.4/192kHz:UCX IIは14入力・14出力、UFX IIIは34入力・34出力

マイク2本と少数の外部機器ならUCX IIで足ります。マイク4本、独立したヘッドホン2系統、またはMADI対応機器を使うなら、UFX IIIの12入力・12出力と拡張用のデジタル接続が必要。

RMEでMADIが要る環境

MADIは、外部機器から音声をまとめて受けるデジタル接続です。UFX IIIなら、48kHz時に最大64チャンネルをやり取りできます。

ドラム録音やライブ、別室の機器を長いケーブルでつなぐ構成向け。MADI対応の外部機器も必要で、UFX IIIだけでマイク入力が64本増えるわけではありません。

UCX IIにはMADI端子がありません。マイク数本と一般的なライン機器だけなら、MADIのためにUFX IIIへ上げる必要はありません。

MADIは48kHzで最大64、96kHzで32、192kHzで16チャンネル。96kHzや192kHzで録音するなら、減少分も含めて入力数を決めてください。

RMEの卓上とラック設置

UCX IIは幅約21.5cmの小型筐体。外部12V電源は必要ですが、机の横や持ち運ぶラックへ置けます。

UCX IIを19インチラックへ固定するには、別売りのラック金具が必要。金具を追加したくない場合は、ラック耳とねじが付属するUFX IIIが候補です。

UFX IIIは19インチ1Uラック機で、100〜240V電源を内蔵。外部ACアダプターは不要ですが、通気スペースを確保してください。

設置幅を抑え、録音場所を変えるならUCX IIです。配線を固定してMADIや外部機器をまとめるならUFX IIIです。背面ケーブルの余白も確認してください。

RMEで使えるUSB環境

UCX IIはUSB 2.0で、44.1/48kHz時の20入力・20出力を送受信できます。USB 3.x端子にも接続できますが、通信規格はUSB 2.0。

UFX IIIで44.1/48kHz時の94入力・94出力を送るにはUSB 3.0が必要ですが、本体内部の音声ルーティングではMADIを使えます。USB 2.0では30入力・30出力に制限され、MADIを録音・再生できません。

USB 3.0が必要なのは、多くの音声を同時に転送するためです。音質が上がるわけではなく、Windowsで全チャンネル運用する場合はRMEのドライバーが必要。

44.1/48kHz時の20入力・20出力で足りる卓上構成ならUCX IIです。UFX IIIでMADIをパソコンへ取り込むなら、USB 3.0端子と対応ケーブルを用意してください。

RMEのパソコンなし録音

RMEのDURecは、USBストレージへ直接録音・再生する機能です。パソコンなしのライブ収録やバックアップに使え、Fireface UCX IIとUFX IIIの両方に搭載されています。

UCX IIは入力・出力から最大40チャンネルを選べる仕様。UFX IIIは最大80チャンネルを同時録音できるため、マイクを多く使うライブや設備収録で、パソコンを介さずに多数のトラックを残せます。

ARC USBを併用したとき、録音中にリモコンを使えるかは製品ごとに異なります。UCX IIはUSBストレージと同じ端子を使うため録音中に併用できませんが、UFX IIIは端子が分かれています。

録音が40チャンネル以内で、リモコンを同時に使わない場合はUCX II。80チャンネル録音やライブ中の手元操作にはUFX IIIを選び、録音先のUSBストレージを別に用意してください。

RMEの価格と追加費用

価格は販売時期で変わります。2026年8月2日時点では、UCX IIが約24万2,000円、UFX IIIが約51万7,000円で、差額は約27万5,000円でした。

UCX IIをラックへ固定するなら、別売りの金具が必要。入力を増やす場合は、ADAT(光デジタル接続)対応機器や光ケーブルも加わります。

UFX IIIでMADIを使うには、対応する外部マイクプリアンプや音声変換機、接続ケーブルが必要。常設ラックやUSBストレージも別途必要。

MADIや常設ラック、80チャンネル録音が必要ならUFX IIIです。これらを使わず、卓上で44.1/48kHz時の20入力・20出力に収まるならUCX IIで足りる構成。

QA

MADIとDanteは別?

そのままでは使えません。MADIとDanteは別方式のデジタル音声接続です。UFX IIIのMADI端子は、MADI対応機器と接続するために使います。

Danteのネットワークへ参加するには、Dante対応機器や変換器が別に必要です。LANケーブルを挿せばDanteとして動く、と考えないでください。

UFX IIIは高音質?

UFX IIIを選べば、どの環境でも音がはっきり良くなるとは限りません。両機種とも192kHzに対応し、マイクゲインも最大75dBです。

UFX IIIは測定上のノイズや歪みの数値が有利ですが、モニタースピーカーや録音対象、ゲイン設定で結果は変わります。音質だけでなく、必要な入力数と接続方式を優先してください。

UFX IIIは後継機?

UFX IIIはUFX IIの単純な後継機として考えない方が安全です。MADIを搭載し、USB 3.0接続や80チャンネルDURecなど、拡張構成を前提にした違いがあります。

UFX IIからの買い替えであっても、現在のラック配線や外部機器をそのまま移せるとは限りません。MADI機器、USB接続、端子数を確認してから選んでください。

RME UCXとUFXの結論

机上・持ち運びで使い、44.1/48kHz時の20入力・20出力で足りるなら、RME Fireface UCX IIです。MADIやUSB 3.0を使わない構成向け。購入先は楽天市場のRME Fireface UCX II検索も確認できます。

常設ラックでマイク4本、独立ヘッドホン2系統、MADI、80チャンネル録音が必要なら、RME Fireface UFX IIIです。USB 3.0や外部機器の追加が前提。購入先は楽天市場のRME Fireface UFX III検索も確認できます。

購入前に、ラック金具、サンプルレートごとの同時録音数、設置場所、パソコンのUSB 3.0を確認してください。

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