
地質調査技師が露頭踏査に使うクリノメーターコンパスおすすめ3選
地質調査技師が露頭を踏査するとき、地層や割れ目の向きを記録するには方位磁針と傾斜計を使います。何度も開いて測るので、目盛の読みやすさに加え、重さや本体の保護表記も気になるところです。
クリノメーターコンパスは見た目が似ていて、傾斜測定目盛と方位測定方式の差に迷いますよね。走向・傾斜の記録法が班内で揃わないと、同じ露頭で取った値を後から比べにくくなります。
3機種はいずれも折りたたみ式で傾斜計付きです。重さは140gから330gまで差があり、素材や防水性表記も異なります。
地質踏査用の3機種
| 機種 | 重量 | 素材 | 参考価格 |
|---|---|---|---|
Proster PSTTL343-US ブラック | 330g | 亜鉛合金 | 2,399円 |
Proster TOPPST215 グリーン | 140g | アルミ合金 | 2,699円 |
Justech グリーン | 289g | 金属外殻 | 1,899円 |
参考価格は2026年9月29日時点です。Amazonの表示は時期によって変わるため、注文時には価格を確かめてください。
3機種とも傾斜計と方位磁針、夜光表示を備えた折りたたみ式です。重さや素材に加え、防水性の表記と価格にも差があります。ProsterにはIP65とIP54のモデルがあります。
Prosterの照準鏡は垂直線を1°単位で読み取れる仕様です。この1°は照準鏡の値で、傾斜計の最小目盛とは別です。角度表示を取り違えないようにしましょう。
Proster軽量型
TOPPST215はアルミ合金製の140gモデルです。IP54の防水性表記があり、収納バッグも付属します。3機種で最も軽く、徒歩で露頭を回る日も携行荷重を抑えられます。
330gのProsterより190g軽く、Justechとの差も149gあります。野帳やハンマー、試料袋も一緒に持つなら、この軽さは毎日の移動で助かります。寸法は11cm×8cmです。
参考価格は2,699円。330gのProsterより300円高い一方、保護表記はIP54です。軽量型は携行荷重を抑えたい場面に向き、堅牢型はIP65表記を重視する場面に向きます。
蓄光する磁針とコンパスカードを備え、メーカー保証は18か月です。暗所で読むときは、自然光や照明に当ててから使います。

Proster堅牢型
PSTTL343-USは亜鉛合金製の330gモデルで、IP65の防水性表記があります。価格は2,399円です。持ち運びには重さがありますが、本体の金属製構造と保護表記が仕様上の特徴です。
TOPPST215より190g重く、約2.4倍の重量です。移動が続く踏査では負担が増えます。調査地点で測定を重ねるときは、IP65表記も確認したいところです。
動作温度は-20℃〜+50℃。照準鏡の垂直線は1°単位で読み取れ、方位や角度を直接読み取る機能と、蓄光する磁針・コンパスカードを備えます。
使用時は磁場の影響を避けるため、複数のコンパスを近づけないようにします。メーカー保証は18か月です。軽量型より300円安く、IP65表記があります。

Justech低価格型
Justechは金属外殻で、傾斜計と蓄光表示が付く折りたたみ式です。重さは289g。140gのProsterより149g重く、330gのモデルより41g軽い中間の重さです。
参考価格は1,899円で、3機種の中では最安です。TOPPST215より800円、PSTTL343-USより500円安く、費用を抑えたい人に手が届きやすい価格です。
蓄光表示は自然光や紫外線、ランプ光を当てると暗所で見やすくなります。照射時間が長いほど発光が続きます。メーカー保証は18か月です。
本体は11×8×4.2cmです。Prosterの2機種にはIP65とIP54の表記があり、保護性能の表記を重視する場面では、この差も確認してください。

実測値が揺れる理由
露頭の地層面は、見た目には平らでも細かな凹凸や波打ちがあります。MITの演習資料では、代表的な面を選ぶ方法と、複数点で測る方法を使い分けています。曲がりが疑われる場所は一点の数値だけで表しません。
測定値には器具の読み取り誤差に加え、地質面のばらつきも含まれます。傾斜値が場所ごとに違うときは、測点を野帳や写真に残すと、構造の違いと位置の違いを見分けられます。対象が層理か断層かも記録してください。
方位磁針は磁気の影響を受けます。金属工具やバックルから距離をとり、別のコンパスも近づけないでください。地形図と照合する場合は磁気偏角の扱いを班内で統一し、真北と磁北を混在させないようにします。
雨や泥が想定される現場では、IP65とIP54の表記を確認します。いずれも水中に沈めて使うための表記ではありません。調査後は汚れを落として乾かし、蓄光表示を次の計測に備えて光に当てておきます。
結論
長い距離を歩く露頭踏査なら、140gのProster TOPPST215がおすすめです。 傾斜計付きで収納バッグがあり、330gモデルより携行荷重を190g減らせます。IP54表記もあります。
雨や泥を含む現場では、IP65表記のProster PSTTL343-USがおすすめです。重さは330g。軽量型より300円安く、動作温度は-20℃〜+50℃です。
費用を最も抑えるなら、参考価格1,899円のJustechがおすすめです。記録方式は調査班の書式に揃えてください。業務仕様に精度や校正条件がある場合は、その条件を満たす機種を優先します。
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