
DJI RS 5とRS 4 Proの違い|積載量・トラッキング・拡張性で比較
DJI RS 5は後発なので、RS 4 Proより上位に見えますよね。実際は、載せるカメラや追尾機能の使い方で向く機種が変わります。
ミラーレス中心の1人撮影にはRS 5、重いカメラや周辺機器まで組むならRS 4 Proがおすすめです。
積載量、被写体の追尾、拡張機材、充電時間を比べると、撮影内容に向く機種が分かります。
目次
軽い撮影機材にはDJI RS 5、重い撮影機材にはDJI RS 4 Pro
DJI RS 5は、ミラーレスカメラと標準ズームレンズを中心に組む1人撮影向けの軽量モデルです。
DJI RS 4 Proは、重いカメラや大型レンズに加え、ピント合わせや映像伝送の機材まで載せる撮影を想定しています。
後発のRS 5はRS 4 Proの置き換えではないため、携帯性を優先するか、積載量と拡張性を優先するかで候補が分かれます。
| 比較項目 | DJI RS 5 | DJI RS 4 Pro | 購入判断 |
|---|---|---|---|
| 公式の位置づけ | 軽量商用ジンバル | 拡張できる最上位の業務向けジンバル | 単純な新旧ではなく、軽量モデルと高積載モデルの比較 |
| 載せられる機材の合計重量(公式の試験値) | 3.0kg | 4.5kg | 3kgを超える構成はRS 4 Pro |
| 公式比較表のジンバル重量 | 1.46kg | 1.6kg | RS 5が約140g軽い |
| 被写体を自動で追う機能 | RS 5単体には専用モジュールなし。RS 5コンボには同梱され、本体へ直接取り付け可能 | 本体版と2024年版コンボには専用モジュールなし。後付けには付属アダプターと、本体の最新ファームウェア(機器を動かす内部ソフト)が必要 | 追加購入なしで追尾を始めるならRS 5コンボ |
| つなげられる主な撮影機材 | 小型の映像伝送機器(DJI SDR Transmission)、ピント調整用モーター、大容量バッテリー | 左記に加え、距離を測ってピントを合わせる機器(Focus Pro LiDAR)、上位映像伝送機器(DJI Transmission)、車載やジブ向けの拡張台座 | LiDARや上位映像伝送まで組むならRS 4 Pro |
| 標準バッテリーの充電時間(公式の試験条件) | 約1時間(USBの急速充電規格「PD」に対応した65W充電器) | 約1.5時間(24W急速充電器) | 短い充電時間はRS 5 |
| Amazonの本体価格(2026年7月22日取得) | 68,860円 | 99,000円 | RS 5が30,140円安い |
本体版の価格差は2026年7月22日時点で30,140円です。互換性が確認でき、総重量3kg以内ならRS 5、重い構成ならRS 4 Proがおすすめです。

DJIのRS 5とRS 4 Proが向く人
RS 5は、同じ本体でも単体とコンボで付属品が違います。
追尾モジュールと電子ブリーフケースハンドルの両方が必要なら、コンボだけでそろいます。
| 商品 | 撮影条件 | 使える機能 | 購入前に確認すること |
|---|---|---|---|
| DJI RS 5コンボ | カメラ、レンズ、周辺機器の合計が3kg以内で、1人で人物、車、ペット、商品などを追って撮る人 | 被写体追尾用の強化型スマートトラッキングモジュールと、低い位置から操作できる電子ブリーフケースハンドルを同梱。本体画面で追尾映像を見ながら対象を指定できる | 3kgは公式の試験値。カメラとレンズの組み合わせはDJI互換性検索で確認する。Focus Pro LiDARや、上位映像伝送機器のDJI Transmissionには対応しない |
| DJI RS 5単体 | 3kg以内のミラーレス構成で、被写体追尾と電子ブリーフケース操作が不要な人 | RS 5コンボと同じジンバル本体を使え、3商品の中では取得時点の価格が最も安い | カメラとレンズの組み合わせはDJI互換性検索で確認する。強化型スマートトラッキングモジュールと電子ブリーフケースハンドルは非同梱 |
| DJI RS 4 Pro | 3kgを超える構成、大型・前重心のレンズ、シネマカメラ、車載や複数人撮影まで想定する人 | 4.5kgの試験積載量。Focus Pro LiDAR、DJI Transmission、Ronin映像トランスミッター、車載やジブ向けの拡張台座に対応する | カメラとレンズの組み合わせはDJI互換性検索で確認する。本体は1.6kg。強化型スマートトラッキングモジュールは別売でアダプターが必要。2024年版コンボにもFocus Pro LiDARは入らない |
RS 4 Pro単体は2026年7月22日時点で99,000円で、試験積載量4.5kgとFocus Pro LiDAR対応がRS 5との違いです。
3kg以内で業務用の拡張機材が不要なら、ジンバル本体は同じで、違いは追尾モジュールと電子ハンドルの同梱です。

撮影機材の合計が3kgを超えるならDJI RS 4 Pro
機種を決める前に、ジンバルへ載せる機材の総重量を確認しましょう。試験積載量はRS 5が3kg、RS 4 Proが4.5kgです。
総重量には、カメラ本体のほか次の機材も含まれます。
- レンズ、フィルター、マットボックス
- ケージ、マイク受信機、映像送信機
- ピント調整用モーター、ケーブル
DJIの搭載例を当てはめると、ミラーレスと標準ズームはRS 5、シネマカメラや大型ボディはRS 4 Proに分かれます。
| 機種 | DJIが挙げるカメラとレンズの例 | 構成の目安 |
|---|---|---|
| DJI RS 5 | Sony FX3+FE 24-70mm F2.8 Canon R5 Mark II+RF 24-70mm F2.8 Nikon Z6 III+Z 24-70mm F2.8 | ミラーレスカメラ+標準ズームレンズ級 |
| DJI RS 4 Pro | RED Komodo+RF 24-70mm F2.8 Blackmagic Design BMPCC 6K Pro+EF 24-70mm F2.8 Sony FX6+FE 24-70mm F2.8 Nikon Z9+Z 24-70mm F2.8 | シネマカメラや大型ボディ+標準ズームレンズ級 |
3kgと4.5kgはいずれも公式の試験値です。重量内でも適合は別に確認してください。
- DJIの互換性検索でカメラとレンズを照合する
- レンズ長、重心、アームとの干渉、カメラ制御機能を確認する
- 3kgに近い前重心の構成では、RS 4 Proの積載余裕も検討する
DJI RS 5コンボなら追尾機材の追加購入なし
機材が3kg以内に収まった後は、追尾を使うかでRS 5の構成が分かれ、追尾モジュールはコンボだけに付属します。
| 構成 | 追尾用機材の同梱 | 追尾の始め方 | 主な条件・制限 |
|---|---|---|---|
| DJI RS 5コンボ | 強化型スマートトラッキングモジュールを同梱 | 本体へ直接取り付け、本体画面で映像を見ながら人物、車、ペット、その他の被写体を指定 | 一度に1被写体。人物は0.5〜10m、明るさ20ルクス超が条件。左右追従と上下左右追従のモードで使用可能 |
| DJI RS 5単体 | 強化型スマートトラッキングモジュールは非同梱 | モジュールを別途購入すれば、RS 5へ直接取り付けてコンボと同じ追尾操作が可能 | 追尾時の距離、明るさ、追従モードの条件はRS 5コンボと同じ |
| DJI RS 4 Pro+強化型スマートトラッキングモジュール | RS 4 Pro本体版と2024年版コンボのどちらにも非同梱 | 本体を最新ファームウェアへ更新し、付属アダプターを使って取り付ける。人物、車、猫、犬から1被写体を追尾 | 本体画面に追尾映像は出ない。アダプターがカメラ制御端子(RSS)を使うため、カメラ制御ケーブルと同時使用不可 |
| DJI RS 4 Pro+映像伝送機器/Focus Pro LiDAR | Ronin映像トランスミッターは2024年版コンボに同梱。Focus Pro LiDARは別売 | 映像トランスミッターはスマートフォンの映像を見て追尾。Focus Pro LiDARは人を指定して追尾 | Focus Pro LiDARで車を追尾する機能はなく、車には自動ピント合わせのみ対応 |
RS 4 Proも追尾できますが、強化型モジュールは映像非表示と端子占有があり、別の追尾方法では機材が増えます。機材を増やさず追尾するならRS 5コンボがおすすめです。
2026年7月22日時点では、RS 5単体68,860円に強化型モジュール11,660円を足すと80,520円です。
RS 5コンボは79,200円で、上の合計より1,320円安く、電子ブリーフケースハンドルも付属します。

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業務用の拡張機材と連携するならDJI RS 4 Pro
追尾は両機で使えますが、撮影チーム向けの機材まで追加すると、対応機種はRS 4 Proに絞られます。
| 拡張機材 | DJI RS 5 | DJI RS 4 Pro | できること・使用条件 |
|---|---|---|---|
| 小型映像伝送機器 DJI SDR Transmission | 対応 | 対応 | 手元の画面で映像を見ながら、離れた場所からジンバルやカメラを操作できる。接続中は被写体の自動追尾を使えず、送信機をアダプタープレートへ載せると追加部品なしの縦向き撮影はできない |
| 上位映像伝送システム DJI Transmission | 非対応 | 対応 | DJI SDR Transmissionとは別製品。上位の映像伝送機材まで組む撮影はRS 4 Pro |
| レンズのピント・ズーム調整用モーター Focus Pro Motor | 対応 | 対応 | レンズのピントやズームをジンバル側から操作できる |
| 距離測定と自動ピント合わせ Focus Pro LiDAR | 非対応 | 対応 | RS 4 Pro本体版と2024年版コンボには同梱されず、別途用意する |
| Ronin映像トランスミッター RavenEye | 非対応 | 対応 | スマートフォンで映像を見ながら追尾や遠隔操作ができる。2024年版RS 4 Proコンボに同梱 |
| 車載・ジブ・遠隔操作用機材 Expansion Base Kit/Force Pro/Master Wheels | 非対応 | 対応 | 車、ジブ、第三者製スライダーへの設置や、複数人での遠隔操作に使う |
| 大容量バッテリーグリップ BG70 | 最大30時間 | 最大29時間 | どちらも対応。数値は公式の試験条件による最大値 |
低い位置からジンバルとカメラを片手で操作するなら、電子ブリーフケースハンドルが付くRS 5コンボがおすすめです。
RS 5は通信端子(RSA)と公開仕様(RS SDK)にも対応し、ブリーフケースハンドルは機種ごとに仕様が異なります。
- RS 5の電子ハンドルはRS 4 Proへ流用できない
- RS 4 Pro本体版には機械式ハンドルが入る
小型の映像伝送と1人操作で足りるならRS 5、LiDARや上位映像伝送まで使うならRS 4 Proがおすすめです。
持ち歩く時間が長いならDJI RS 5
業務用の拡張機材が不要で長く持ち歩くなら、軽いRS 5がおすすめです。RS 4 Proより約140g軽く、折りたたみ寸法も小さくなります。
| 比較項目 | DJI RS 5 | DJI RS 4 Pro |
|---|---|---|
| ジンバル重量 | 1.46kg | 1.6kg |
| 折りたたみ寸法 カメラ、グリップ、三脚を除く | 247.4×115.7×258.7mm | 289.5×167.3×267mm |
| バランス調整 | 3本の軸すべてに微調整ノブ、テフロン層 | 全3軸テフロン加工、ロール軸デュアルベアリング、チルト軸微調整ノブ |
| 撮影補助 | Z軸インジケーター | カーボン製の軸アーム、車載モード |
| 共通機能 | 縦向き撮影、自動軸ロック、Bluetoothシャッター | |
| 標準バッテリー 公式の静止試験 | 約14時間 | 約13時間 |
| 充電時間 | 約1時間 65WのUSB急速充電 | 約1.5時間 24W急速充電 |
RS 5は各軸の微調整ノブとZ軸インジケーターを備え、本体だけでレンズ交換時の再調整と歩行を確認できます。
カーボン製の軸アームと車載モードが必要な重い構成や車載撮影には、RS 4 Proがおすすめです。
バッテリー動作時間は水平静止でジンバルだけを動かした試験値で、充電時間は公式条件でRS 5のほうが30分短くなります。
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DJI RS 5とRS 4 Proは撮影機材の構成で決まる
3kgと4.5kgは試験積載量です。DJIの互換性検索で組み合わせを照合し、レンズ長、重心、アーム干渉も確認してください。
互換性が確認でき、総重量3kg以内で追尾するならDJI RS 5コンボがおすすめです。追尾モジュールと電子ハンドルが付きます。
同じ条件で追尾と電子ブリーフケース操作が不要なら、DJI RS 5単体で足ります。どちらの機材も入っていません。
RS 4 Proは3kg超4.5kg以内の構成や業務用機材に対応し、積載量はRS 5より1.5kg大きい一方で本体重量と充電時間も増えます。
- シネマカメラを載せる
- Focus Pro LiDARまたはDJI Transmissionを使う
- 車載や複数人撮影まで行う

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DJI RS 5とRS 4 Proのよくある質問
DJI RS 4 Proコンボの2024年版と2026年版は何が違う?
同梱する映像伝送機器が違います。2024年版はRonin映像トランスミッター、2026年版はDJI SDR Transmissionを同梱し、どちらにもFocus Proモーターが付きます。Ronin映像トランスミッターが必要なら2024年版、DJI SDR Transmissionが必要なら2026年版がおすすめです。
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