
Tektronix MSO24の帯域違い|70・100・200・350・500MHzとアップグレードを比較
MSO24は帯域が5種類。外見だけでは違いが分からず、価格差にも迷いますよね。
低速中心か、高速信号まで扱うかで必要帯域は変わります。
帯域別の用途と、プローブや購入後の拡張方法を順に比べましょう。
MSO24の帯域早見表
MSO24で共通なのは4入力と画面、記録容量。変わるのは帯域だけです。
帯域は、正確に測りたい最高周波数成分の5倍以上が目安です。
- GS/s:1秒に記録する点の数。1GS/sは10億点
- ns:信号が立ち上がる速さ。小さいほど高速
- プローブ:信号を本体へ取り込む測定器具
4入力時は最大1.25GS/s。1〜2入力なら最大2.5GS/sです。
| MSO24 | 最高周波数成分 | 立ち上がり時間 | 向く人 | 強み・購入前の確認 | Amazon価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| MSO24 70MHz版 | 約14MHz以下 | 約25ns以上 | 低速用途が今後も変わらない人 | 5モデルで最安。高速化の予定がある用途には不足 | 515,900円 |
| MSO24 100MHz版 | 約20MHz以下 | 約17.5ns以上 | 低速中心で70MHzより余裕が欲しい人 | 低帯域版の中間。20MHzを超える成分には余裕不足 | 610,500円 |
| MSO24 200MHz版 | 約40MHz以下 | 約10.5ns以上 | 組込み・制御回路を測る人 | 付属する200MHzプローブの性能をそのまま使える | 743,600円 |
| MSO24 350MHz版 | 約70MHz以下 | 約7ns以上 | 高速信号の形を詳しく見る人 | 200MHz版より高速。500MHz級プローブが別途必要 | 1,540,000円 |
| MSO24 500MHz版 | 約100MHz以下 | 約5ns以上 | 信号品質と速い立ち上がりを見る人 | MSO24の最大帯域。500MHz級プローブが別途必要 | 2,013,000円 |
価格は2026年7月24日時点。迷うなら200MHz版がおすすめです。
- 商品名が「MSO24」で、4入力モデルか
- 「2-BW-」の後ろが購入する帯域か
- 日本向け電源コードと標準プローブ4本が付属するか
- 校正書類と保証の範囲
- 販売元、発送元、返品条件
MSO24低速固定70MHz
低速用途が今後も変わらないなら、70MHz版で十分です。
70MHz版の対象は、最高成分14MHz以下・立ち上がり25ns以上。
515,900円で5モデル最安。ただし、高速化する用途には向きません。

MSO24余裕の100MHz
70MHzでは余裕が少ない低速信号なら、100MHz版を選びましょう。
最高成分20MHz以下、立ち上がり17.5ns以上まで向きます。
Amazon価格は610,500円。上下モデルとの差は次の通り。
- 70MHz版より94,600円高い
- 200MHz版より133,100円安い
最高成分が20MHzを超えるなら、200MHz版がおすすめです。

MSO24組込用200MHz
組込み機器や制御回路なら、200MHz版を選びましょう。
最高成分40MHz以下、立ち上がり10.5ns以上まで余裕があります。
価格は743,600円。付属プローブだけで本体帯域まで測れる構成です。
- 最高成分40MHz超:350MHz版以上
- 立ち上がり10.5ns未満:350MHz版以上

MSO24高速用350MHz
最高成分が40〜70MHzなら、350MHz版がおすすめです。
立ち上がり7ns以上が目安。200MHz版より速い立ち上がりを再現できます。
価格は1,540,000円。付属プローブでは帯域が足りません。
500MHz級プローブも、必要な入力数だけ用意しましょう。

MSO24最大の500MHz
最高成分70〜100MHzなら、MSO24の500MHz版です。
立ち上がり5〜7nsの波形や、信号の崩れを詳しく確認できます。
本体は2,013,000円で、高帯域プローブは別売。
100MHz超や5ns未満では不足します。その条件なら上位機を選んでください。

MSO24の高帯域プローブ
350・500MHz版は、プローブも高帯域にそろえる必要があります。
付属TPP0200は200MHzまで。上位2モデルには帯域が足りません。
70〜200MHz版は付属品で十分。上位2モデルにはP6139Bなどが必要です。
同時に測る入力数に合わせて、必要な本数を見積もりましょう。
MSO24帯域の後日拡張
実は、MSO24は購入後でも帯域を上げられます。
専用ライセンスは1台の製造番号に固定。導入できるのは1回だけです。
帯域変更は10通り。表の価格は米国向けで、国内は別見積りです。
- 型番末尾「-4」:4入力のMSO24用
- 型番末尾「-2」:2入力のMSO22用
| 現在の帯域 | 目標の帯域 | MSO24用ライセンス | 米国価格 |
|---|---|---|---|
| 70MHz | 100MHz | SUP2-BW70T100-4 | US$574 |
| 70MHz | 200MHz | SUP2-BW70T200-4 | US$1,390 |
| 70MHz | 350MHz | SUP2-BW70T350-4 | US$6,170 |
| 70MHz | 500MHz | SUP2-BW70T500-4 | US$9,020 |
| 100MHz | 200MHz | SUP2-BW100T200-4 | US$811 |
| 100MHz | 350MHz | SUP2-BW100T350-4 | US$5,600 |
| 100MHz | 500MHz | SUP2-BW100T500-4 | US$8,440 |
| 200MHz | 350MHz | SUP2-BW200T350-4 | US$4,800 |
| 200MHz | 500MHz | SUP2-BW200T500-4 | US$7,630 |
| 350MHz | 500MHz | SUP2-BW350T500-4 | US$2,830 |
本体を発送せず、その場で作業できます。流れは次の通り。
- ライセンスファイルをUSBメモリへ入れる
- 本体の「Help > About > Install License」から導入して再起動する
- 測定誤差を整える調整(SPC)を行う
- 本体の帯域ラベルを交換する
- 本体差額と国内ライセンス価格を比較する
- 350MHz以上は500MHz級プローブ代も加える
MSO24の別売機能
帯域の次は、作業に必要な追加機能を選びましょう。標準は電圧波形を測る4入力です。
16本のデジタル入力、通信解析、信号出力、バッテリーはすべて別売。
| 行いたい作業 | 追加構成 | 構成の役割 | 購入前の確認 |
|---|---|---|---|
| オン・オフ信号を16本追加する | 2-MSOとP6316 | 2-MSOが機能、P6316が接続用プローブ | 両方が必要 |
| 基板内の通信内容を読む | 2-SERIALまたは2-ULTIMATE | 通信解析、または複数機能の統合ライセンス | 必要な通信規格 |
| テスト信号を出す | 2-SOURCEまたは2-ULTIMATE | 信号出力、または複数機能の統合ライセンス | 信号出力は標準外 |
| 電源がない場所で測る | 2-BATPKまたは2-BP | バッテリー構成 | 1個で最大4時間、2個で最大8時間 |
| 保証延長や校正を追加する | 販売元へ別途見積り | 標準1年保証の延長、校正サービス | 契約年数と書類の内容 |
基本的な波形測定だけなら、追加機能は要りません。
必要な構成コードが商品名になければ、販売元へ別見積りを依頼しましょう。
QA
中古のMSO24でも帯域を上げられますか?
中古機でも帯域アップグレードの対象ですが、ライセンスは型番と製造番号に結び付きます。購入前に現在の帯域、既存ライセンス、移管や再導入の可否をTektronixへ確認しましょう。
標準の校正証明書に校正データも含まれますか?
標準添付は校正証明書です。測定値の記録を含む校正データやレポートが必要なら、注文コードのD1・D3・D5またはC3・C5を販売元へ別途見積りを依頼します。
教育機関向けMSO24-EDUは通常版と同じですか?
同じMSO24系でも、MSO24-EDUは教育機関向けの別型番です。必要な機能、付属品、校正、保証を通常版と分け、販売元の見積りで比べる必要があります。
MSO24帯域の購入結論
迷うなら200MHz版。組込み開発なら追加プローブも要りません。
- 70MHz版:低速用途が今後も変わらない人
- 100MHz版:低速中心で少し余裕が欲しい人
- 200MHz版:組込み・制御回路を幅広く測る人
- 350MHz版:最高成分40〜70MHzを測る人
- 500MHz版:最高成分70〜100MHzを測る人
最高成分100MHz超や5ns未満なら、MSO24ではなく上位機です。
高帯域版はプローブ代も加え、低帯域版は追加ライセンス代も加えて比べましょう。

Amazon の PC をスコア化してみた

Amazonにある8〜14インチの小型WindowsタブレットやノートPCを、スペック別にスコア化して比較・ランキング。
※同一運営者のサイトです。
関連記事
- 防塵マスクのフィルター交換時期|3M・重松の対応品と見分け方

- KODAK S3120 MaxとS3140 Maxの違い|読取速度・1日処理枚数を比較

- シャンプー台のネッククッション交換|取付方式と対応サイズの調べ方

- Felisi 1772/5/LD+DSを購入前に確認|サイズ・PC収納・重さ・別売ストラップ

- Canon imagePROGRAF PRO-4600とPRO-6600の違い|44・60インチと設置寸法を比較

- HACCP用温度計の選び方|食品中心温度・冷蔵庫内温度の違い

- マルシェのテント重りは何キロ必要?脚数・設置場所別の選び方

- Nobby(ノビー)ドライヤーのフィルター交換|型番別の対応品と交換時期

- HD 4/8 Classicの50Hz・60Hzはどっち?地域と電源の選び方

- アズワンVFD-03は本体だけで使える?必要な真空ポンプ・冷却水循環装置を解説















