情報処理の国家資格は就活でどのくらい役に立つのか【ITパスポート・基本情報技術者試験・応用情報技術者試験】
こんにちは、IT企業勤務のせせらです。
私は過去に情報処理系の専門学校に通っており、資格の取得に力を注いでいました。
ですが、この資格ってどのくらい就活に効果あるんだろ?って結構気になっていたんですよね。
今目指している資格がどのくらい有効なのか、という事を理解しておいた方がモチベーションの維持にも繋がるので、今回は情報系国家資格がどの程度就活で役に立つのかを書いていこうと思います。
目次
ITパスポート
↓
基本情報技術者試験
↓
応用情報技術者試験
↓
高度資格
(ネットワークスペシャリスト)
(ITストラテジスト)
etc…
- 新卒…☆☆
- 既卒…☆
ITパスポートは今回の中で一番難易度の低い資格です。
あったほうが良いに越したことはないのですが、それが就活や転職で使えるかと言われると、少し微妙です。
全くITに関わっていない業界からIT業界に就職する場合だと、「一応ちゃんと勉強してきたのね」という感じで受け取られます。
雇う側としては、全く違う業界の人を入れるのも勇気が要るので、その不安を取り除けるという点では有効です。
なので、「IT関連以外の職場や学校から、IT業界へ就職する人」だと効力を発揮しますが、それ以外だとあまり意味は無いと思います。
持っているに越した事はないのですが、過信はしない方が良い資格です。
基本情報技術者試験
↓
基本情報技術者試験
↓
応用情報技術者試験
↓
高度資格
(ネットワークスペシャリスト)
(ITストラテジスト)
etc…
- 新卒…☆☆☆☆
- 既卒…☆☆
IT業界に努めて3年ほどの人が取ったほうが良い、と一般的に言われている資格です。
まぁ、実際の業務に関連があるかと言われると、全く使わない内容が多いですが、IT社会に関係する全体像を把握する事はできます。
他にも、2年制の情報処理系専門学校だと「何がなんでも在学中にこの資格は取れ」、という感じの立ち位置でもあります。
そして就職では使えるかという点では、新卒の場合は確実に使えます。
普通に就活をしていれば、殆どの人が夏休みまでに内定を一つは貰えるかな?という感じです。
では、転職で使えるのかと言うと若干怪しいです。
確実にプラスには働きますが、おそらく「前の会社で何をしたか」という点が最重視されるので、内定の決定打とはなりません。
なので、転職ではまぁまぁ効果あるかな?という立ち位置です。
応用情報技術者試験
↓
基本情報技術者試験
↓
応用情報技術者試験
↓
高度資格
(ネットワークスペシャリスト)
(ITストラテジスト)
etc…
- 新卒…☆☆☆☆☆
- 既卒…☆☆☆☆
IT業界に勤めて5年ほどの人が取ったほうが良い、と一般的に言われている資格です。
基本情報の上位バージョンですね。
基本情報の試験では全て選択問題なのですが、応用情報になると記述式の問題が一気に増えます。
漢字が苦手な人は超辛いです。(自分)
そして気になる就活ですが、新卒の人がこれを持っていたら驚かれます。
「君、物凄い勉強頑張ったねぇ!」という感じです。
選り好みさえしなければ大体の確率で内定が貰えると思います。
そして、転職でも確実に使えます。
IT企業の中には「応用情報の取得人数を増やしたい!」という所も珍しくないので、正直この資格を取っておけば安心です。
高度資格
↓
基本情報技術者試験
↓
応用情報技術者試験
↓
高度資格
(ネットワークスペシャリスト)
(ITストラテジスト)
etc…
- 新卒…MAX
- 既卒…MAX
応用情報などとは違い、分野ごとに色々と別れています。
そして高度資格の立ち位置としては、その道のスペシャリストという感じです。
仕事には困りません。
新卒でも中途でも、「物凄いヤツが来た!」ってなります。
1級建築士とかに近い立ち位置の資格だと思います。(間違ってたらすみません。)
ただしIT企業に限る!
今回の資格、全てIT企業以外だとあまり意味無いです。
基本情報?何それ?ってなります。
なので、その業界や職種に適した資格を取るようにしましょう。