Ryzen 7040HS Phoenix搭載LinuxマシンのGPUドライバー設定ガイド

オフ 投稿者: sesera

目次

はじめに

こんにちは!今回は、Ryzen 7040HS Phoenixに搭載されているRadeon内蔵GPUのLinuxでのドライバー設定について、詳しく解説していきたいと思います。

結構ニッチな話題ですが、最近このCPUを搭載したノートPCが増えてきているので、参考になれば嬉しいです。

必要なドライバーの確認

まずは必要なドライバーを確認していきましょう。Ryzen 7040HSシリーズには強力な内蔵GPUが搭載されているので、適切なドライバーの設定が重要になります。

必要なパッケージ:

  • mesa-vulkan-drivers
  • xserver-xorg-video-amdgpu
  • libdrm-amdgpu1
  • firmware-amd-graphics

これらのパッケージは基本的な3D加速や動画再生に必要なものです。Ubuntuなど主要なディストリビューションでは、ほとんどがデフォルトでインストールされているはずです。

ドライバーのインストール方法

Ubuntu/Debian系の場合、以下のコマンドでインストールできます:

sudo apt update
sudo apt install mesa-vulkan-drivers xserver-xorg-video-amdgpu libdrm-amdgpu1 firmware-amd-graphics

インストール後は一度再起動することをおすすめします。ドライバーが正しく認識されないケースもあるので、念のため再起動しておくと安心です。

パフォーマンス設定の最適化

GPUのパフォーマンスを最大限引き出すために、以下の設定を確認しましょう。

電力管理の設定:

  • performance
  • balanced
  • power-saving

私の経験では、balanced設定が最も安定していました。バッテリー駆動時は自動的にpower-savingモードに切り替わるので、普段はbalancedで問題ないと思います。

トラブルシューティング

よくある問題と解決方法をまとめてみました。

画面がちらつく場合:

  • カーネルパラメータに「amdgpu.sg_display=0」を追加
  • 最新のカーネルにアップデート
  • メサドライバーを最新版に更新

特に画面のちらつきは結構多い問題みたいですね。カーネルパラメータの追加で解決するケースが多いです。

まとめ

Ryzen 7040HS Phoenixの内蔵GPUは、Linuxでもしっかり活用できます。

ただし、まだ新しいハードウェアなので、最新のドライバーやカーネルを使用することをおすすめします。

※この情報は2024年のものなのでよろしくお願いします。