布端のほつれ止めに使うロックミシンの使い方と差動送り

布端のほつれ止めに使うロックミシンの使い方と差動送り

オフ 投稿者: せせら編集部

この記事を書いている人(せせら)

普段は個人事業主のプログラマーとして仕事をしています。
個人で作業効率化サービスを運営し、挑戦を続ける人々を静かに応援しています。

布の端がほつれて、縫った線の横からほどけていく。
どこで止めればよいか、布を見るたびに迷う。

布端のほつれが、着るたびに広がるのが気になりますよね。

布端をかがって止める

布端は、端を切りながら縁をかがる方法で止めましょう。

端を糸で包むと、布が擦れてもほつれが広がりにくくなります。伸びる布は、前後の送りをずらして波打ちや伸びすぎを抑えます。

ほつれ止めの手段

布端のほつれは、端を糸で包むか、端を残して縫うか、液で繊維を固めるかで止まり方が違います。

手段種類向く布布端の扱い
手かがり手縫い端を切らない薄手糸で端を包む
ほつれ止め液液剤小さな端液で繊維を固める
ジグザグ家庭用ミシンの縫い普通地端を残してかける
ロックミシンオーバーロックニットや切ってよい布端を切りながらかがる
  • 端を切りたくない布は、手かがりか、端を残すジグザグにする
  • 伸びる布の縫い合わせは、差動送りのあるロックが向く
  • 直線縫い、ファスナー付け、ボタン穴はロックでは済まない
  • 液は小さな端の応急に留め、縫い目の代わりにしない

布端処理の流れ

機種によってボタンの位置は違うので、共通する流れだけを追ってください。

  1. 布の種類と、端を切ってよいかを決める
  2. 針と糸をその布に合わせ、糸を通す
  3. 伸びる布は差動送りを試し縫いで寄せる
  4. 端を切りながらかがり、表と裏の波打ちを見る
  • 本番の服の前に、同じ布の端切れで試す
  • 差動送りは前後の送り量をずらす機能で、調節範囲は機種で違うので、波打ちと伸びすぎのどちらが出たかで寄せます。
  • 切る幅は縫い代と生地で変わるので、ミリ数は決め打ちしない
  • 直線で縫う部分は、直線ミシンで別に縫う

Tシャツの裾

たとえば、ニットのTシャツの裾がほつれてきた山田さんは、端を切ってよいかを縫い代で先に見ます。伸びる布なので、同じ布の端切れで差動送りを少しずつ寄せ、波打ちと伸びすぎのどちらが減るかを見てから、端を切りながらかがります。裾の直線部分は、手持ちの直線ミシンで別に縫っておきます。

ミシンがない場合のおすすめ

布端を切りながら縁かがりと縫い合わせまで進めるなら、ロックミシンがまだ手元にないときは布端処理用の1台を用意してください。個人的にはJUKI MO-114DMⅡ ロックミシンがおすすめです。2本針4本糸の差動送り付きで、布端を切りながら縁かがりと縫い合わせができます。

伸び縮みしやすい布は、差動送りを0.7~2.0の範囲で合わせられます。通常の直線縫い、ファスナー付け、ボタン穴、カバーステッチをこの1台だけで済ませる用途には向きません。この構成には大型くず受け、針糸通し器、ブラインドステッチ押えが含まれます。縫いの範囲と差動送りの調節は、JUKIのMO-114DMⅡ製品ページで確認できます。

JUKI MO-114DMⅡ ロックミシン
JUKI MO-114DMⅡ ロックミシン

試し縫いから始める

同じ布の端切れで、端を切ってよいかと差動の向きを先に見てください。ロックミシンがまだ手元にないときは、布端を切りながらかがれる1台の商品ページを確認してみてください。

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