
竹細工作家 ひごの幅と仕上げ面で選ぶ竹やすりおすすめ5選
竹ひごの幅が違うと、平らな面を整える作業と、縁やくぼみに触れる作業では手に取るやすりも変わります。仕上げ面の形と刃の目を、作業したい場所に合わせたいところですね。
竹専用の目を持つ品から、細部の手直しに使える細工用まで、形状も長さもさまざまです。ひごの表面を広くならすのか、角や曲面を整えるのかで、使い勝手に差が出ます。
ここでは、幅のある面から細い部分まで役割を分けやすい5商品を紹介します。価格は2026年9月28日時点の参考価格で、販売時期によって変わります。
商品早見表
平面向け、曲面向け、細部向けを分けて並べました。まず作業面の形を見てから、各商品の違いを確認してください。
| 商品 | やすり面 | 全長 | 参考価格 |
|---|---|---|---|
SK11 PRO 竹・樹脂用 | 平・Fカット | 200mm | 2,976円 |
千吉 けずるくん 平 | 平・エフカット | 約215mm | 2,743円 |
千吉 けずるくん 半丸 | 半丸・エフカット | 約215mm | 2,326円 |
壺竹 細工ヤスリ 10型 | 平・中目 | 185mm | 807円 |
壺竹 精密ヤスリ 10型 | 先細 | 140mm | 1,069円 |
SK11の平200mm
竹や樹脂の平面を研磨する目的がはっきりした一本です。全長200mmの平形で、Fカット目を採用。竹・合成樹脂・パテなどを研磨できます。
ひごの幅があり、表裏の平らな面をならす作業には平形が使いやすい形状です。面に沿わせやすく、ひごの端を少し削って段差を整える用途にもつなげられます。反対に、丸みのある内側や狭い溝へ刃を当てたい作業には、平形だけでは形が合いません。
全長は200mmで、参考価格は2,976円です。竹や樹脂の平面を削るなら、用途と形状が合う一本でしょう。
竹のほか、合成樹脂、パテ、ワックス、発泡樹脂にも使えます。ひごの細い縁を整える場合は、半丸や先細の形状も見ておきたいですね。

千吉の平215mm
千吉「けずるくん」の平タイプは、ゴム・竹用のエフカットヤスリです。全長約215mmで、カラーソフトグリップ付き。少し長めの本体を使いたい人におすすめです。
平面を中心に削る形は、幅のあるひごの表面と相性がよい一方、曲面のくぼみには沿いにくいものです。竹の表裏を整えることが多い人や、ひごの端をまっすぐ仕上げたい人には、平形が使えます。
参考価格は2,743円。SK11と同じく竹向けの平形ですが、全長は約15mm長く、ソフトグリップが付いています。長さやグリップを重視するなら、千吉の平タイプがおすすめです。
用途はゴム・竹です。平面の仕上げにカラーソフトグリップ付きのヤスリが欲しい人には、SK11との違いが分かりやすいでしょう。

千吉の半丸215mm
同じ「けずるくん」シリーズの半丸タイプは、平面と曲面の両方へ当てやすい形状です。全長は約215mm、目はエフカット。竹ひごの平面に加え、丸みを帯びた部分や縁へ刃を当てる作業に使えます。
ひごの幅が狭いと、平たい面の端から刃がはみ出しやすく、角を削りすぎることがあります。半丸の丸い側を曲面に沿わせれば、ひごの角を少し落としたり、丸みを整えたりできます。
参考価格は2,326円。平タイプより417円低い設定です。全長とグリップの特徴は共通で、異なるのはやすり面の形。曲面や縁に触れる作業が多い人には、半丸タイプがおすすめです。
平タイプと半丸タイプを両方そろえる方法もあります。作業が平面に集中するなら平、縁や曲面の仕上げが中心なら半丸を使えます。

壺竹の平中目185mm
壺竹の細工ヤスリは全長185mm、10型の平形で、目は中目です。ひごの端や局所的な段差を整える細工用として使えます。
平形は面を均一に仕上げる基本形状です。中目は荒削りと仕上げの中間にあたる目の区分で、範囲を絞った手直しに使えます。
参考価格は807円で、5品の中では最も安価です。竹向けの商品ではないため、ひご全体より、平面や端部の部分仕上げに使う商品として考えてください。
全長は185mmで、200mmや約215mmの商品より短めです。端の小さな出っ張りを直したい人や、価格を抑えて平面の手直し用を追加したい人におすすめです。

壺竹の先細140mm
壺竹の精密ヤスリは、全長140mmの10型・先細タイプです。先端へ向けて細くなる形状なので、広い面より、ひごの細い縁や狭い部分へ刃を届ける用途に使えます。
ひごの幅が狭いと、通常サイズの平ヤスリでは削りたくない面に触れやすくなります。短い先細タイプなら作業箇所を小さく保ちやすく、端部の角や編み目付近の細かな調整に使えます。広い面を均一に整える作業には向きません。
参考価格は1,069円。140mmと短めで、細かな場所へ刃先を運びやすい一方、平ヤスリのように接触面を安定させて広く仕上げる道具とは役割が異なります。細部の手直しには、壺竹の先細タイプがおすすめです。
先細形状は狭い箇所で便利ですが、ひごの幅全体を削る主役にはなりません。細部の仕上がりを整える補助用にすると、平形や半丸形との役割を分けられます。

結論
ひごの表裏など平面を仕上げる作業が中心なら、竹向けの平形であるSK11か千吉の平タイプがおすすめです。握りやすいグリップを重視するなら千吉、竹・樹脂に対応した平ヤスリを探すならSK11を選べます。
丸みのある縁や曲面を整えるなら千吉の半丸タイプ、端の小さな段差には壺竹の平中目が向きます。編み目のそばなど狭い範囲だけ整えたい場合は、壺竹の先細タイプを補助用に加えると役割が重なりません。
幅のあるひごを広く削る品と、細部へ届かせる品は同じ形状では兼ねにくいものです。自分の仕上げで手を入れる面を思い浮かべ、平面・曲面・細部のどれが多いかに合わせて一本を決めてください。
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