
GSP-9330VGTとGSP-730の違い|帯域・EMI・TG/GPIB
GSP-9330VGTとGSP-730は価格差が大きく、仕様表だけでは選びにくいですよね。
2機種はテクシオ・テクノロジーが扱うGW Instek製品です。教育実習か開発評価かで必要な機能が変わります。
測定範囲、ノイズ評価、制御機能のうち、必要なのはどれでしょうか。
テクシオGSP2機種早見表
GSP-730は教育や基本観測におすすめですが、狭い信号の分離とEMIプリテスト専用機能は備えていません。
GSP-9330VGTは開発評価向けですが、不要な機能が多ければ割高になります。
| 使い方 | 必要な機能 | おすすめ機種 | 購入先 |
|---|---|---|---|
| 無線通信の学習、2.4GHz帯の基本観測 | 150kHz〜3GHzの基本測定 | GSP-730 | 商品を見る |
| 狭い信号や150kHz未満の測定 | 分解能帯域幅(RBW)1Hz、不要な電磁ノイズ(EMI)の事前確認 | GSP-9330 | メーカーで確認 |
| フィルタなどの特性測定 | 測定周波数と同期する信号源(TG) | GSP-9330VT | メーカーで確認 |
| 既存の自動試験設備へ接続 | 既存計測器を動かす制御端子(GP-IB) | GSP-9330VG | メーカーで確認 |
| 特性測定と既存設備への接続 | TGとGP-IBの両方 | GSP-9330VGT | 商品を見る |

テクシオGSPの帯域差
測定範囲は、VGTが9kHz〜3.25GHz、730が150kHz〜3GHzです。
上限差は250MHzです。2.4GHz帯の基本観測なら、730で十分ですよ。
近い信号を分ける細かさ(RBW)は、VGTが1Hzから、730が30kHzからです。
- 狭く測れる範囲:VGTは100Hzから、730は1MHzから
- 表示ノイズ:測定条件が違うため、数値だけで比べない
150kHz未満や狭い信号を細かく測るなら、GSP-9330系がおすすめです。
テクシオGSPのEMI機能
GSP-9330系は、機器から出る不要な電磁ノイズ(EMI)を社内で調べる専用機能を備えています。
- EMI専用フィルタ
- 準尖頭値(Quasi-peak)と平均値(Average)の検波
GSP-730には専用モードがなく、TGとGP-IBが不要なEMIプリテストには標準GSP-9330がおすすめです。
- 電磁ノイズを出す事前評価:標準GSP-9330
- 電磁ノイズへの耐性試験:TG付きのVTかVGTに加え、試験用機器が別途必要
ノイズ源を探すGKT-008は別売で、EMIプリテストは正式な適合試験の代替ではありません。
TGがあるテクシオGSP
トラッキングジェネレータ(TG)は、フィルタやケーブルの通りやすさを測る機能で、受信だけなら不要です。
- VGTのTG:100kHz〜3.25GHz、-50〜0dBm
- TG使用中の最小RBW:10kHz
GP-IBが不要ならVTがおすすめで、TG非搭載のGSP-730では別売の信号発生器USGとPCが必要です。
テクシオGSPの制御端子
GP-IBは既存の計測器や試験ラックを動かす制御端子で、新しいPC制御にはLANやUSBを使えます。
- VG:既存GP-IB設備へ接続し、TGは使わない
- VGT:GP-IBとTGを両方使う
- 標準GSP-9330とVT:LAN、計測器制御用USB(USB-TMC)、シリアル接続(RS-232C)
- GSP-730:USB、シリアル接続(RS-232C)
NI製GPIB-USB変換器にはNI-488.2という制御ソフトが必要で、型番と価格は制御方法で変わります。
テクシオGSP型番別価格
2026年の税抜希望小売価格は、GSP-730が12万3,000円、VGTが95万円です。必要な機能だけの型番を選びましょう。
VGTは730の約7.7倍で、差額には狭い信号の解析、EMIプリテスト、TG、GP-IBの機能が含まれます。
Amazonの価格と納期は変わります。注文前に商品画面で確認してください。
| 型番 | 追加機能 | 税抜価格 | 選ぶ条件 |
|---|---|---|---|
| GSP-730 | 基本測定 | 123,000円 | 教育、実習、2.4GHz帯の基本観測 |
| GSP-9330 | 狭いRBW、EMIプリテスト | 710,000円 | TGとGP-IBが不要な開発評価 |
| GSP-9330VG | GP-IB | 740,000円 | 既存GP-IB設備へ接続し、TGは使わない |
| GSP-9330VT | TG | 920,000円 | 周波数特性を測り、GP-IBは使わない |
| GSP-9330VGT | TG、GP-IB | 950,000円 | TGとGP-IBを両方使う |
型番を決めたら、本体と一緒に必要な付属品を確認しましょう。
購入前のテクシオGSP付属品
VGTのノイズ探索用プローブとバッテリーは別売で、GSP-730はコンセントから給電します。
両機の入力は、ねじ式のN型・50Ωです。
- 接続:測定対象に合う高周波用ケーブルと変換部品
- 直流が混ざる:直流を遮断するDCブロック
- 入力が強い:信号を弱めるアッテネータ
- 急な高電圧:入力を守るトランジェントリミッタ
校正書類が必要な職場では、校正証明書付き商品を選ぶ必要があります。
- 発行元
- 対象となる本体番号
- 校正日と納期
Q&A
GKT-008の同梱品は?
磁界用プローブ2本、電界用・交流電圧プローブ、RFケーブル、SMA-Nアダプター、収納ケースです。
画面画像はパソコンなしで保存できますか?
できます。GSP-730はUSBメモリ、VGTはUSBメモリとmicroSDへ保存できます。
GPIBケーブルだけで自動計測へ移行できますか?
できません。制御用機器、NI-488.2、試験プログラムの対応確認も必要です。
テクシオGSP2機種の結論
教育や2.4GHz帯の基本観測ならGSP-730で十分ですが、狭い信号の解析やEMI専用機能はありません。
150kHz未満、狭いRBW、EMI事前評価が必要ならGSP-9330系がおすすめです。
- TGとGP-IBが不要:GSP-9330
- TGだけ必要:GSP-9330VT
- GP-IBだけ必要:GSP-9330VG
- TGとGP-IBの両方が必要:GSP-9330VGT
GSP-9330VGTのノイズ探索用プローブとバッテリーは、本体価格に含まれない別売品です。
教育・基本観測なら730、開発評価なら9330系、TGとGP-IBを両方使うならVGTです。

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