ミシンの糸調子は上糸と下糸のバランスを見て合わせる

ミシンの糸調子は上糸と下糸のバランスを見て合わせる

オフ 投稿者: せせら編集部

この記事を書いている人(せせら)

普段は個人事業主のプログラマーとして仕事をしています。
個人で作業効率化サービスを運営し、挑戦を続ける人々を静かに応援しています。

表はきれいなのに、裏を返すと糸が輪になっている。上糸と下糸のどちらがずれているのか、見ただけでは分からない。

裏を返したときに糸の輪が残っていると、どこから手を付ければよいか迷いますよね。

上糸と下糸のバランス

試し縫いで上糸と下糸の出方を見て、上糸調子を少しずつ合わせましょう。

縫い目の結び目が生地の中に収まっていれば表には上糸、裏には下糸だけが見え、表に下糸が出る、または裏に上糸の輪が出るときは上糸の引きと下糸の引きがずれています。針と糸の組み合わせや通し方を先にそろえてから上糸調子を動かすと、ダイヤルだけを何度も回すより原因を切り分けやすくなります。

上糸と下糸の見方

バランスは、端切れに直線を縫って表と裏を見比べると判断できます。次の見方は機種のボタン配置に依存せず、家庭用ミシンの直線縫いで共通して使えます。

手段種類確認する面主な役割
表の縫い目目視生地の表下糸が表へ出ていないかを見る
裏の縫い目目視生地の裏上糸の輪が残っていないかを見る
上糸調子ダイヤル調整上糸の引き出方に合わせて引きを少し変える
針と糸消耗品の組合せ針穴と糸の太さ引っかかりや糸切れを先に除く
  • 表に下糸が見えるときは、上糸の引きが強いか、下糸側がゆるいかを疑います。
  • 裏に上糸の輪が出るときは、上糸の引きが弱いか、上糸が調子の経路に乗っていないかを疑います。
  • 表には上糸、裏には下糸だけがそろって見える状態を、その生地での目安にします。
  • 針の太さや糸の種類を変えたあとは、前の生地の調子を引き継がず、もう一度同じ見方をします。

糸調子を合わせる

糸調子は、特定の機種の目盛りを細かく追うより、試し縫い、原因の切り分け、上糸調子の微調整、再確認の順で進めると迷いません。

  1. 縫いたい生地に近い端切れで、直線を短く試し縫いします。
  2. 表と裏を見て、相手の糸が出ている側をメモします。
  3. 針・糸・上糸の通し方と下糸の巻き姿を確認し、明らかなずれを直します。
  4. 上糸調子を少しだけ変えて、同じ端切れでもう一度縫います。
  • 一度に大きく変えず、縫っては表裏を見るのを繰り返します。
  • 押えを下ろした状態で縫い、上糸が途中で外れていないかを見ます。
  • 生地の枚数や厚みが変わったら、前の位置を正解にせず試し縫いからやり直します。
  • 糸が切れる、針が折れる、生地が送られないときは、調子の前に針と糸の組み合わせを見直します。

直線縫いの試し縫い

たとえば、裾を直したい山田さんが、同じ薄手の端切れに直線を短く縫って裏を見たとします。裏に上糸の輪が出ていたので、針と上糸の通し方を確認してから上糸調子を少しだけ動かし、同じ端切れでもう一度縫って表と裏を見比べます。

ミシンがない場合のおすすめ

試し縫いで上糸調子を少しずつ動かす作業は、手元にミシンがあれば上記の流れで進められます。まだミシンがないなら、上糸調子をダイヤルで合わせられる1台を用意してください。個人的には、模様と上糸調子がダイヤルで、下糸を引き上げずにセットできるシンガー Dorothy SN-1BK(白×黒)が、この調整には向いていると思います。

上糸調子がダイヤルなので、試し縫いの出方を見ながら引きを少しずつ変えられます。自動で糸調子が合う仕組みや自動刺しゅうの機能としては扱わず、針・糸とコントローラーの付属は購入前に確認してください。上糸調子のダイヤルとコントローラーの付属は、シンガー SN1系列の公式資料で確認できます。

シンガー Dorothy SN-1BK
シンガー Dorothy SN-1BK

まず試し縫いから

手元にミシンがあるなら、縫いたい生地に近い端切れで直線を縫い、表と裏の糸の出方を見て上糸調子を少しずつ合わせてください。ミシンがまだない場合は、シンガー Dorothy SN-1BKの商品ページで、上糸調子のダイヤルと針・糸、コントローラーの付属を確認してみてください。

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