Celeron N4000搭載PCは正直遅い!
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ITフリーランスをしているせせらと言います。
小さい頃からPCが大好きで、自作PCやプログラミングを小学生の頃からしていました。
目次
Celeron N4000の現状とスペック
まずは基本スペックを確認してみましょう:
- コア数:2コア2スレッド
- 基本クロック:1.1GHz
- 最大クロック:2.6GHz
- TDP:6W
- 内蔵GPU:Intel UHD Graphics 600
省電力性は良いものの、基本クロックが1.1GHzと非常に低く、2コア2スレッドという構成は現代のマルチタスク環境では厳しすぎる状況です。更にハイパースレッディングという技術に対応していない点が、実用面で大きな足かせとなっています。
どのくらいの用途が限界?
実際の使用で、以下のような場面でイライラすることが多いはずです:
- Chromeで2-3個のタブを開くだけで激重
- YouTubeの720p再生ですらカクつく
- ブラウザ使用中にメール確認するとプチフリーズする
- TeamsやZoomは事実上使用不可能
この症状は、Windows搭載機でもChromebookでも同じように発生します。最近のWebサイトは以前より多くのリソースを使用するため、2コア2スレッドのCPUではもう対応が難しいんです。
なぜ遅いの?
クロック周波数
N4000が遅い最大の要因として、クロック周波数の低さがあるでしょう。
- 基本クロック:1.1GHz
- 最大クロック:2.6GHz
このように、基本クロックが1.1GHzと低く、最大クロックに関してもかなり低い方です。最大クロック数が3.2GHzとかだったらまだ多少マシだったとは思いますが、今後は発熱や消費電力が問題になったでしょう。
ほぼ確実にメモリも足りてない
Celeron N4000を搭載しているPCはメモリの容量も足りていない事がほとんどです。多くて8GBとかの次元なので、メモリ容量が足りていない事もほぼ確定しているでしょう。
メモリを増設しても良いのですが、CPUがN4000となるとそこまで性能向上も見込めないので、買い換えた方が良いと思います。
最新の安価グレードCPUと比較
Celeron N4000は安価なモデルのCPUですが、最近話題のN100という同じく安価なモデルのCPUと比べてみましょう。
CPU名 | コア数/スレッド数 | 最大クロック数 | ベンチマークスコア |
Celeron N4000 | 2/2 | 2.2GHz | 1426 |
N100 | 4/4 | 3.4GHz | 5489 |
かなりの差が開いていますね。Celeron N4100でもN100の性能と2倍ほどの差だったので、N4000は頭ひとつ抜けて性能が低い事がわかります。
買い換えるべき?
ほぼ確実に買い換えた方が良いと思います。
N4000は登場した当時ですら性能が低く快適な動作は見込めないレベルだったので、ソフトの要求スペックが上がった今ではなおさら厳しいでしょう。
N100搭載PCなら3万円台からでも狙えますし、安いですが一般的な動画視聴や事務作業はかなり快適にできるというコスパ最高のCPUなので、買い換えに投資する価値はあると思います。
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