ラクス、普段の言葉から最短1か月で自社専用システムを作る新サービス「ASURACORE」を発表

ラクス、普段の言葉から最短1か月で自社専用システムを作る新サービス「ASURACORE」を発表

オフ 投稿者: せせら編集部

この記事を書いている人(せせら)

普段は個人事業主のプログラマーとして仕事をしています。
個人で作業効率化サービスを運営し、挑戦を続ける人々を静かに応援しています。

2026年10月16日 20:50(日本時間)時点

経費精算などの仕事用ソフトを手がけるラクスが、専門の担当者とAIを組み合わせて会社ごとの専用システムを作る新しいサービスを発表しました。これまでのシステム導入で何が壁になっていたのか、私たちの働き方や今後のソフト業界がどう変わるのかを整理します。

何が起きた?

  • ラクスは、会社ごとの専用システムを最短1か月で作る新サービス「ASURACORE」を2026年10月14日に発表
    • クラウド型の仕事用ソフト「楽楽クラウド」を提供する会社で、AIを前提に設計した初めてのサービスとして2027年4月以降に販売を始める予定
    • 検討中の参考価格はシステムを作る初期費用が60万円から、毎月の利用料が5万円からとしている
      • 価格や内容は今後変わる可能性がある
    • 2027年度中にインドネシアやベトナムなど海外へも広げる計画

私たちに何が変わる?

  • 利用する会社は、普段の仕事の言葉で悩みを伝えるだけで自社に合ったシステムを作ってもらえる
    • 「見積もりの計算が毎回大変」といった日常の相談から頼めるため、必要な機能をまとめた専門の設計書を自分で作らなくてよい
    • 複雑な設定画面を社内で操作する負担がなく、使い始めた後も新しい要望に合わせてシステムを直し続けられる
    • 納品前に専任の担当者と一緒に実際の画面を動かして使い勝手を確かめる作業は必要になる

なぜそうした?

  • 多くの企業は、既製ソフトの使いづらさと特別注文の費用の高さの間で専用システムの導入をあきらめていた
    • ラクスが2026年9月に働く人1,027人へ行った調査では、既存のソフトを入れていても35.6%で表計算ソフトや紙・メールの手作業が残っていた
      • 作り変えに費用がかかる点も30.8%、ソフト間でデータが分かれる点も26.8%が課題に挙げた
    • 調査に答えた人の44.6%が自社専用システムを欲しがる一方、検討した層の79.3%は導入を断念するか本格化できなかった
      • あきらめた理由は開発費用の高さが58.3%で最も多く、効果の判断しにくさが49.1%、社内のIT人材不足が46.5%と続いた
  • ラクスは、人の聞き取りとAIの自動作成を分担させることで期間と費用を抑えたと考えられる
    • 仕事の知識を持つ専任担当者「ASURACOREディレクター」が顧客の話を聞き、曖昧な悩みをシステムに必要な条件へ整理する
      • ITに詳しい社員がいない会社でも、現場の言葉のまま要望を出せるようになる
    • システム開発の知識を持つAIは、確認すべき点を洗い出しながら設計と組み立てを担う
      • 人手だけでは時間と費用がかかっていた設計から作成までの工程を縮め、一から作る開発より安い価格帯を実現しやすくしたと考えられる

これからどうなる?

  • 業務ソフト各社は、AIで画面を作る速さより現場の仕事を整理する人材の質を競うようになりそう AIを使った業務システムの短期作成サービスが中堅・中小企業に広がる場合
    • AIが設計や組み立てを担うほど、顧客の言葉にならない手順や例外ルールを引き出す担当者の力が仕上がりを左右しやすくなる
      • 多くの企業の業務ノウハウを蓄積し、聞き取りと画面確認を回せる専門人材を揃えた会社が有利になりそう
    • プログラムを一から書く作業が減る代わりに、納品後に増える手直し要望をどこまで月額料金内で受け止めるかの判断と管理へ負担が移りそう
    • 利用する会社は、聞き取りや画面確認のやり取りが長引いたり追加の手直し費用が膨らんだりすれば導入を見送る可能性がある
    • 2027年4月以降の正式な料金体系と、使い始めた後の作り変えがどこまで基本料金に含まれるかが確認点

出典・確認日

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