Sakana AI、対話AIが覚えた内容を画面で確かめられる「My Fish」を追加

Sakana AI、対話AIが覚えた内容を画面で確かめられる「My Fish」を追加

オフ 投稿者: せせら編集部

この記事を書いている人(せせら)

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2026年10月16日 20:50(日本時間)時点

東京を拠点にAIを開発するSakana AIは、会話サービス「Sakana Chat」でAIが覚えている内容を画面で見られる新機能「My Fish」を始めました。毎回の説明を省ける便利さと引き換えに、何が記憶されているか分かりにくかった仕組みがどう変わるのかを整理します。

何が起きた?

  • 東京でAIを開発するSakana AIは、会話サービス「Sakana Chat」にAIの記憶を見る機能「My Fish」を追加
    • 2026年10月15日からパソコンのブラウザ版とスマホ版で提供を開始
    • 2026年9月に加わった会話をまたいで内容を覚える機能について、これまで裏側で動いていた記憶の中身を画面上で確認できるようにした

私たちに何が変わる?

  • 利用者は、自分についてAIが覚えた内容や使われた履歴を画面で確かめられる
    • 会話の回答が作られる途中に、参照した記憶や新しく覚えたことが小さな表示で出て、押すとその記憶を直接開ける
    • 画面の上部には、記憶を使った日時や新しく覚えた日時が一目で分かる表が常に表示される
    • 一覧の画面では、好みや進行中の仕事などの分類ごとに、覚えた数や使われた回数、最後に使った日時、覚えるもとになった会話を見られる
    • つながりの画面では、よく使う記憶ほど大きな丸、最近使った記憶ほど中央近くに配置された図で関係の広がりを見られる
      • 同じ回答で一緒に使われた記憶同士は線で結ばれ、30日以上使われていない記憶は色が薄くなる
  • 利用者は、覚えてほしくない場合に記憶する機能自体を設定からいつでも止められる
    • 会話中ではなく設定画面から記憶の一覧を開く場合は、画面端のアカウントから設定とメモリの項目を順に選ぶ操作が要る

なぜそうした?

  • Sakana AIは、毎回の前提説明を省いて前回の続きから話せる記憶の仕組みを、AIを日常で頼れる存在にするために欠かせないと考えている
    • 2026年9月に記憶機能を導入する前は会話ごとに前提が消えていたため、役割や仕事の状況、文体の好みを次の会話へ引き継げるようにした
    • 記憶の仕組みが裏側だけで動いていると、利用者はAIが何を根拠に答えたかや古い前提が残っていないかを確かめにくい状態だったと考えられる
  • Sakana AIは、会話中の小さな表示と全体を見渡す図を組み合わせ、確認の手間を減らしながら記憶のズレに気づかせる狙いと考えられる
    • 利用者が会話のたびに設定画面へ移動しなくても、回答内の小さな表示からその場で使われた記憶を確かめられるようにした
    • しばらく使っていない記憶を薄くし、一緒に使われた記憶を線で結ぶことで、古くなった情報や意図しない結び付きを見分けやすくしたと考えられる
    • まず人間が目で見て確かめられる状態を作ることで、今後予定している覚える内容の選別や自動更新へ進む土台を整えたと考えられる

これからどうなる?

  • 対話AIを開発する企業は、会話をただ多く保存するだけでなく、覚える情報の選別と古い記憶の自動更新を競うようになりそう 利用者が会話をまたいで記憶を引き継ぐAIを日常的に使い続ける場合
    • Sakana AIは、今回の見える化を第一歩として、覚えるべき情報の見極めや状況の変化に合わせた記憶の自動更新へ進める方針を示している
    • 利用者が毎回前提を書き直す手間が減る代わりに、開発企業側には古い予定や変わった好みが回答に混ざらないよう記憶を整理する負担が移りそう
      • 使われた回数や最後に使った日時、記憶同士の結び付きを記録して整理できる仕組みを持つ企業が、長く使っても答えがずれにくい点で有利になりそう
    • 利用者は、不要な記憶が増えたり知られたくない内容まで覚えられたりすると感じれば、記憶機能を切って単発の会話へ戻る可能性
    • 状況の変化に合わせて古い記憶を自動で書き換える機能が、今後どのように加わるかが確認点

出典・確認日

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