Celeron N5100はもう遅すぎ?2024年買い換えどきかチェックしてみた
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ITフリーランスをしているせせらと言います。
小さい頃からPCが大好きで、自作PCやプログラミングを小学生の頃からしていました。
目次
Celeron N5100の基本スペック
Celeron N5100は2021年初頭に登場した4コア4スレッドのプロセッサーで、以下のような特徴があります:
- コア数:4コア4スレッド
- 基本クロック:1.1GHz
- 最大クロック:2.8GHz
- TDP: 6W
発売当時は、エントリークラスのノートPCとしては悪くないスペックでしたが、2024年となった今、状況は大きく変わってきています。
どのくらいの用途が限界?
最近のアプリケーションは、以前より多くの処理能力を必要とするようになってきました。なので、Celeron N5100では以下のような場面で遅さを感じやすいです。
- Microsoft Teams、Zoomでの画面共有を伴うビデオ会議
- ChromeやEdgeで多数のタブを開いての作業
- スマートフォンで撮影した高解像度写真の編集
- 高画質動画の再生
これらの用途は日常的にぜんぜん起こりえるので、そらの作業が遅いとストレスに感じてしまいます。
なぜ動作が遅いの?
クロック数が低い
色々あると思いますが、一番の原因はクロック周波数の低さでしょう。
- 基本クロック:1.1GHz
- 最大クロック:2.8GHz
このように、基礎クロックも最大クロックもあまり高くはありません。
例えば、何か重たいアプリを開いた時、一瞬で1.1GHzから2.8GHzになる訳ではなく、2.8GHzになるまでに若干時間がかかります。この時間があるので少し躓くようなモッサリした挙動になる訳です。
クロック周波数を低くする事で省電力だったり、低発熱だったりするので一概にデメリットとは言えませんが、動作にもたつきを感じる要因だと思います。
メモリが少ない事も
N5100搭載PCの多くは8GB RAMを搭載していますが、これも2024年の標準としては少ないです。現在のWindows 11では、快適な動作のために最低12GB、できれば16GBのRAMが推奨されています。
簡単にメモリを増設できる物であれば増設するか、もはや買い換えた方が良いと思います。
最新の安価グレードCPUと比較
Celeron N5100は安価なモデルのCPUですが、最近話題のN100という同じく安価なモデルのCPUと比べてみましょう。
CPU名 | コア数/スレッド数 | 最大クロック数 | ベンチマークスコア |
Celeron N5100 | 4/4 | 2.8GHz | 3301 |
N100 | 4/4 | 3.4GHz | 5489 |
一応N5100も4コアのCPUで性能も悪くないように思います。ですが、最新のエントリーモデルでもN5100と比べて1.8倍から2.3倍以上の性能を持っているので、今の時代では少し見劣りしてしまいますね。
N100程度の性能があれば、ブラウジング、動画視聴、WordやExcel等の一般的な方のするPC作業は、ほぼスムーズに動作します。
買い換えるべき?
買い換えを推奨するケース
- ビデオ会議をよく使用する方
- ブラウザで複数のタブを開いて作業する方
- 写真編集や軽い動画編集をする方
- AI機能を活用したい方
まだ使い続けられるケース
- メールやワープロ作業が中心の方
- ブラウザの使用が限定的な方
- 動画視聴が主な用途の方
かなり軽量な用途ではまだN5100も使えると思います。ですが、ちょっとブラウザのタブ数を増やしたり、Excelを開きながら動画で学習をしたりすると、もう動作が怪しくなってきます。
例えばN100CPU搭載のPCであれば、3,4万円台で複数タブでの作業もzoomなどのWeb会議も、軽い動画編集だって可能なので、買い替えを検討しても良いと感じます。
まったく使えないとは言いませんが、3,4万円払う事で日々の作業がスムーズに効率化できるので悪くない投資だと思いますよ。
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