Core i3-5005U搭載PCは正直遅い!2024年買い換えるべき理由と限界点
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ITフリーランスをしているせせらと言います。
小さい頃からPCが大好きで、自作PCやプログラミングを小学生の頃からしていました。
目次
Core i3-5005Uのスペックと現状
まずは基本スペックを見てみましょう:
- コア数:2コア4スレッド
- 基本クロック:2.0GHz
- 最大クロック:2.0GHz(ブーストクロックなし)
- TDP:15W
発売から9年も経過していて、Windows 11の最低動作要件すら満たしていません。当時はエントリーモデル向けとして十分な性能でしたが、今となってはかなり厳しい状況です。
どのくらいの用途が限界?
日常的な使用で、以下のような場面で辛い思いをすることになります:
- ChromeやEdgeで複数タブを開く
- YouTubeの720p以上の動画再生
- TeamsやZoomは事実上使用不可能
- Windows 10でさえ動作がもっさり
最近のWebサイトは以前より多くのリソースを使用するようになっています。SNSやニュースサイトですら、開くだけでCPU使用率が跳ね上がってしまうんです。
なぜ動作が遅いの?
コアが足りない
まず、Core i3-5005Uは2コア4スレッドです。ハイパースレッディングには対応しており、スレッド数は4とまずまずな値ですが、やはり純粋な4コアCPUと比べると見劣りしてしまいます。
Celeron N4100の4コアでも、最近のアプリを快適に動かすにはキツイので、2コアとなればかなりキツイですよね。
クロック周波数が低い
Core i3-5005Uはクロック周波数が2.0GHzで固定で、ターボブースト機能が搭載されていません。
最近のCPUであればターボブースト機能(クロック周波数を一時的に上げる機能)がほぼ搭載されており、例えばCeleron N5100とかだと、基本は1.1GHzで動き、性能が必要な時には2.8GHzまで上昇します。
作られた時期が古いので、安価なCPUにはターボブースト機能を搭載していないのもしょうがないんですよね。
メモリが少ない
おそらくCore i3-5005Uを搭載しているPCは、メモリ容量も足りていない事がほとんどです。
ですが、メモリを増設したとてスムーズに動作するとは思えないので、いっその事買い換えた方が良いと思います。
新の安価グレードCPUと比較
最新の安価なグレードのCPUでは、N100という物が一番有名です。
流石にCore i3-5005UとN100とでは時代差があるので比較するのも可哀そうですが、具体的にどの程度性能が向上しているのか知ってみるのも良いでしょう。
CPU名 | コア数/スレッド数 | 最大クロック数 | ベンチマークスコア |
Core i3-5005U | 2/4 | 2.0GHz | 2022 |
N100 | 4/4 | 3.4GHz | 5489 |
スコアを見ると2倍以上の差がついていますね。Core i3-5005Uも発売した当初としては悪くない性能でしたが、今となってはかなり厳しいと思います。
N100ほどの性能があると、ブラウジングや動画視聴、軽い事務作業などの一般用途で快適な動作をしてくれます。N4100も当時としては頑張っていた廉価版CPUではあるのですが、今となっては厳しさを感じますね。
買い換えるべき?
Celeron N5100とかなら、軽量作業だけをする方であればまだ使えるとは思いますが、Core i3-5005Uはそこら辺の作業ですらモッサリします。なので、もう買い換えた方が良いと思います。
N100搭載PCなら3,4万あれば買えますし、安価モデルとは思えないほど一般的な用途であればスムーズに動作するので、良い投資だと思いますよ。
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