【これが向いている】安いドメインのメリットとデメリット|オススメの物も紹介
こんにちは、ブログを初めてから3年ほど経過したせせらです。
今回は、安いドメインのメリットやデメリット、また、それを使用する事でどのような事が起こるのか、などを解説しようと思います。
これからの内容を考慮した上で、あなたに最適なドメインを選びましょう。
目次
なぜ安いのか
「.com」などのトップレベルドメインは種類によって値段が変わりますが、そもそもなぜ値段が違うのかご存じですか?
詳しく説明すると長くなるので省きますが、おおざっぱに言うと管理手数料です。
登録の処理の複雑さや、販売している業者の環境、付与するサービスなどによって値段が変動します。
そして、中には比較的新しいドメインを定着させる為に、他の物に比べて格安でドメイン提供をする事もあります。
安いドメインは検索順位で不利になるのか
安いドメインを購入しようか考えている人が、一番心配している事が「検索順位に関する事」だと思います。
結論から言うと、直接的には関係ありません。
検索エンジンと言えばGoogleがシェアの大半を占めていますが、そのGoogleの中の人がドメインは検索順位に関係しないと言っています。
検索順位を決めるアルゴリズムが未発達な頃なら、ドメインも検索順位に影響していたのかもしれません。ですが、現在はかなり高度なアルゴリズムによって文章を解析し、ユーザーが満足する物を検索結果に載せるようにしているので、最近では『コンテンツ』と『被リンク』が重要だと言われています。
間接的には検索順位に影響する
安いドメインが不利になる要素はというと、他のサイトから張られるあなたのサイトへのリンク、通称「被リンク」を貰う場合です。
この被リンクを貼ってくれるのは他サイトの方という事になりますが、サイトの運営者の間で安いドメインの印象は良くありません。
安いドメインという事はそれだけ取得しやすいという事であり、スパムリンクを送ってくる悪質なサイトや、詐欺行為をするサイトに良く利用されているので、ドメインに詳しい人からしたら良いイメージを持たれにくいのです。
例え健全なブログ運営をしていたとしても、自身のサイトにそのようなドメインのURLを張るのは少し抵抗があります。
デメリット
ここからは、「安いドメインを使用する事でどのようなデメリットがあるのか」を紹介しようと思います。
後々後悔しない為にも、これらの事を十分考慮した上で、あなたは安いドメインを購入するのに適しているのか見極めてみて下さい。
クリックされない
先ほども書きましたが、安いドメインは悪用される事が多いので印象は良くありません。ですが、それはドメインに詳しい人だけではなく、最近では一般の方からも悪い印象を持たれる可能性があります。
なぜなのかというと、それは『なりすましメール』などが原因です。
そのなりすましメールなどへの対策方法として、「○○ドメインは注意してね。」という風に注意喚起されている事があり、そこに記載されているのが大体安いドメインなのです。
そうなると、「〇〇ドメイン=詐欺」という風に過大解釈されてしまったり、そうでなくても印象は悪くなってしまい、結果的に集客力の低下に繋がってしまいます。
一般の方でドメインを気にする方は少数派だと思うので、サイトを運営して最初の頃はあまり気にならないかもしれませんが、サイトが大きくなってくると、これらの影響が痛く感じるかもしれません。
一部のサービスを利用できない
安いドメインに限らないのですが、.comや.netなどのメジャーなドメインでない場合は一部のサービスを利用できない事があります。
マイナーなので対応していない事は仕方ないのですが、あなたがマイナーなドメインを利用する場合は、そこら辺を覚悟しておいた方が良いでしょう。
本当かは分かりませんが、ツイッターで記事を紹介した際に表示されないという話を聞いた事があります。もしそれが本当ならかなり辛いですね。
機会損失が発生する
メジャーでないドメインを利用する事で、機会損失が発生してしまう可能性があります。
先ほども紹介した通り、安いドメインは印象が良いとは言えず、本来クリックされるはずだった物がクリックされなかったり、本来貰えるはずだった被リンクが貼られなかったりする事で、Webサイトの集客力に影響が出てきます。
Webサイトに訪れてくれるユーザーが少なければ、それだけ収益を発生させられる可能性が低くなるので、『安いドメインを購入したはずなのに、相対的に損してる。』という状況も無いと言えません。
未練に残る人がいる
安いドメインを利用している人のブログを何度か見た事がありますが、「.comにしておけばもっと良い結果になったんじゃないか?」と言っている人も少なくありません。
複数のサイトを大量に作成するペラサイト量産などの方法では、安いドメインの方が適していると思いますが、一つのサイトを大きくしていくという場合だと、安いドメインにするのは良く考えてからにした方が良さそうです。
メリット
これまではデメリットを書いてきましたので、ここからは安いドメインのメリットを紹介していこうと思います。
これらのメリットを存分に生かせる場合は、安いドメインを使用した方が良いでしょう。
維持費が安い
安いドメインなので当然ですが、維持費が低く抑えられます。
数年間の運用やドメイン1個だけなら、そこまで大幅に節約になるという訳ではありませんが、長期間サイトを運営したり、大量のサイトを作成する際にはかなりの恩恵を感じる事でしょう。
例えば、お名前ドットコムで「.work」を利用すればメジャーなドメインと比べて1年間300~500円の節約になります。
1サイトを20年間利用⇒6000~10000円の節約。
20サイトを40年間利用⇒24万~40万円の節約。
このように、維持費という面だけで見たら.comなどよりは圧倒的に優っています。
サイトの量と運用年数を多めに想定している場合は、安いドメインで作成した方が良いでしょう。
リピーターを獲得しやすい
よくも悪くも、マイナーなドメインは印象に残りやすく、リピーターを獲得しやすいです。
印象に残りやすいという事は、不特定多数の人に情報を発信するWebサイトにとって大きな強みになりますし、マイナーなドメインという事を利用して記事を作成するなど、収益コンテンツの一部として展開する事もできます。
それに、SNSで同じドメインを使用している方と仲良くなったりなど、マイナーならではのメリットも沢山あるので、これら要素を存分に生かせる人なら利用する価値は十分あると思います。
名前を決めやすい
.comや.netなどは利用者が多く、ドメイン名の競争率が高いのですが、メジャーでないドメインは比較的楽に名前を取得する事ができます。
- 全く同じドメイン名の物は存在できない。
- 「.com」の部分が違ければ、違うドメインだと認識される。
ドメイン名は集客力や信頼性、そして何よりサイトのモチベーションに関わってくるので、自身の希望する名前が取得しやすい事は想像以上に大きいです。
特にサイトを複数作成する場合は、サイト名によって管理が楽になるので、そのサイトが何について扱っているのかが一目で分かる様にする事をオススメします。
会社やECサイトを作成する場合は絶対に止めた方が良い
あなたの会社のサイトを作成したり、そのサイトでネットショップなどのビジネスをするという場合は、絶対に安いドメインは止めた方が良いです。
安いドメインというだけで企業の印象が悪くなってしまいますし、本物なのになりすましサイトだと勘違いされてしまう可能性も高いです。
そうなると機会損失の影響も凄い事になるので、Webサイトでビジネスをする場合には、.comやco.jpなどの信頼性の高い物を利用しましょう。
SNSを活用したい場合は止めておいた方が良い
SNSを活用してサイトに集客をしようとしている場合は、マイナーなドメインはオススメしません。
そのSNSがあなたの利用するドメインに対応していない場合がありますし、URLを貼ったとしても警戒される可能性があります。
とはいっても、先ほども書いた様にマイナーなドメインを使用している人同士で交流できたり、マイナードメインを利用しているという事を利用して、印象付けしやすいというメリットも存在するので一概には言えません。
安いドメインの活用方法
安いドメインを利用するとしたら、『複数のサイトを量産する場合』と『サブのサイトとして運用する場合』に利用するのがオススメです。
- 複数のサイトを量産する⇒初期コストと維持費がかなり抑えられる
- サブのサイト⇒放置してても費用が少なく済む
これらの方法なら、コストを押さえつつサイト運用ができますし、一つ一つのサイトの重要性が高くなりにくいので、安いドメインの方が適しています。
重要なサイトにはあまり向きませんが、逆にそこまで重要度の高くないサイトを運用するのには最適なので、コストを押さえつつ運用したい場合は、候補に入れてみてください。
オススメの安いドメイン
私が個人的にオススメする安いドメインは『.work』というドメインです。
.workは、取得費用最安が1円、更新費用最安が980円という、とても安い価格でサイト運用をする事が出来ます。
メインのサイトを作成するのにはオススメしませんが、サブのサイトを作成する際などに使用してみて下さい。
.workの料金一覧
サイト名 | 取得料金 | 更新料金 |
お名前.com | 1円 | 990円 |
ムームードメイン | 180円 | 990円 |
バリュードメイン | 49円 | 980円 |
ゴンべドメイン | 1430円 | 1430円 |
最後に
今回は安いドメインについて書いてみました。
参考になれば幸いです。
- 内蔵GPUのRadeon 680MでAPEXは動く?AMD Ryzen 7 6850Hの実力を検証!
- 内臓GPUの性能が良いミニPCをコスパ順でまとめてみた
- TypeScriptで非推奨になっている機能一覧
- TypeScriptのexport defaultが非推奨となっていた件
- TypeScriptのNamespaceが非推奨となっていた件
- TypeScriptのthis.constructorが非推奨となっていた件
- TypeScriptのコンストラクタ引数でのpublic/privateが非推奨となっていた件
- TypeScriptのvarキーワードが非推奨となっていた件
- TypeScriptのFunction型が非推奨となっていた件
- TypeScriptのString, Number, Boolean型が非推奨となっていた件
- TypeScriptのanyが非推奨となっていた件
- TypeScriptのenumが非推奨となっていた件
- 内蔵GPUのメモリ割り当てを増やす方法【2024年版】
- ウォーターフォールは間違っている!私がアジャイル開発をエンジニアに勧める理由
- IT業界の酷い下請け構造は誰のせいなのか
- IT業界の下請け構造が酷すぎる!!
- クラウディアと他のクラウドソーシングサービスの比較
- Zigプログラミング言語とは?RustやC++との違いを解説
- めっちゃ早いPython?Nimというプログラミング言語について
- Rubyの静的型付け版?Crystalってどんな言語なのか解説
- Elixirは開発しづらい?Gleamへ移行しよう – 開発体験が劇的に改善
- Gleamの基本的な構文とデータ型
- Gleamの環境構築方法[Linux]
- Gleam言語でのWebアプリ開発ロードマップ
- MacBook Pro M1の外部ディスプレイちらつき現象について
- MacBook Air M2で4K60Hz外部ディスプレイを使用する方法
- Ryzen 7040HS Phoenix搭載LinuxマシンのGPUドライバー設定ガイド
- 注目を集める新星Gleam言語!Elixirとの違いから見る特徴と可能性
- DellとHP、買うならどっちがマシ?徹底比較ガイド
- サブドメインのメリット・デメリットを徹底解説!
- 中古ドメインって実際どうなの?メリット・デメリットを解説
- ノートパソコン バッテリー持ち ランキング【2024年4月】徹底比較!
- なぜ安い?workドメインが安価な理由を徹底解説!
- メキシコペソ投資ってどうなの?過去データで見る特徴とリスク
- なぜ私がトルコリラ投資をおすすめしないのか – データで見る実態と注意点
- 【2024年4月最新】世界の通貨別金利ランキング!今一番利回りが高い通貨はコレだ!
- 金利5%台!?米ドル保有で高金利を受け取る方法
- axumのルーティングを整理して別ファイルに分ける方法
- Acitx-webとAxumってどっちがいいの?RustのWebフレームワーク比較
- 次期C#?注目のプログラミング言語F#を徹底解説
- 電気ストーブと石油ストーブはどっちがいい?費用や特徴を徹底比較!
- ゲーミングキーボードって正直あんまり変わらないよねって話
- 【2024年版】今後はやるマイナープログラミング言語5選|現役エンジニアが解説
- Rustの現状の課題と発展途上な部分
- 私がRustがC++より優れていると感じる理由
- Rustプログラミング言語完全学習ロードマップ【2024年版】
- おすすめプログラミングスクール比較【2024年版】現役エンジニアが徹底解説
- 未経験からでもエンジニアに全然なれる件
- Model、Repository、Controller、Serviceとは?基礎から分かりやすく解説!
- Hibernateって何?