.workドメインについて|メリットやデメリットを紹介
ドメインには様々な種類が存在していますが、その中でも特に安いものが.workです。
Webサイトのドメインを選ぶ際に、このドメインを利用しようと迷った方も多いでしょう。
なので今回は、お得なドメインである.workについてメリットやデメリットなどを書いていこうと思います。
目次
ドメインとは
サイトを作成する際に必要になるドメインですが、ドメインとはどのような物なのかというと、「インターネット上の住所」の役割をしています。
ドメインがあるおかげでWebサイトを特定する事ができ、GoogleやYahooなどの検索エンジンから閲覧する際にも使用されるので、Webサイトを作成するには欠かせません。
また、このドメインという物は年毎更新料が必要になります。
ドメインの更新料は物によって違いますが、安い物だと1000円程度、普通の物だと1300円程度、高い物だと3000円以上しますので、1つや2つだけならそこまで負担にはなりませんが、ペラサイト量産などで大量にWebサイトを作成する場合は、安い物にすると大幅なコストカットをする事ができます。
TLD(トップレベルドメイン)とは
ドメインには必ず「.com」や「.net」などのTLD(トップレベルドメイン)が存在しています。
トップレベルドメインは、そのドメインがどのような物かを分野別や国別で示す物で、中には特に意味がないTLDも存在しています。
- .com・・・商業組織用のドメイン
- .net・・・ネットワーク用のドメイン
- .org・・・非営利組織用のドメイン
- .biz・・・ビジネス用のドメイン
- .info・・・情報提供用のドメイン
- .jp・・・日本用のドメイン
そして今回扱う「.work」は破格の安さのTLDとなっており、普通のブログで使用するのはもちろん、ペラサイト量産やサブサイトの作成時などによく使用されています。
⇒トップレベルドメイン(ccTLD・gTLD)とは|ブログに最適なドメインも紹介
.workについて
.workは2015年に誕生した比較的新いTLDとなっており、そのドメインの意味は『仕事・作品』などを意味します。
そしてこのTLDが他の物とは違う所は、その安さです。
ドメインの取得料金とドメインの更新料金、どちらもトップレベルの安さをしており、コスパの良いドメインだと言えます。
.workのメリット
ドメインなんてどれも変わらない。と思っている人も居ると思いますが、それぞれのTLDには特徴が存在します。
なので、これから.workのメリットについて解説していきます。
とても安い
.workの一番のメリットはなんといってもその安さです。
とても人気の.comドメインや.netなどに対し、レジストラによって値段は変わりますが、.workドメインはとても安い部類の場合が多いです。
その安さからペラサイト量産などのサイトを量産する方に人気のドメインとなっています。
堅実さをアピールできる
.workの意味は「仕事」や「作品」を指しており、なんとなくドメインの名前を聞いただけでも、堅実そうなイメージを持たれる事があります。
例えば、pc.workというWebサイトを見つけた場合には、何かパソコン関連の仕事をしている人が運営する頼もしいサイト、という第一印象を持たれる事が多いでしょう。
ただし、取得料金が安いだけあってスパムなどに利用される可能性も十分あり、今後イメージが悪くなる可能性もあるので注意が必要です。
.workのデメリット
ドメインにはそれぞれ特徴があるという事は、メリットだけでなくデメリットも存在しています。
.workドメインを選ぼうとしている方は、これらの事も考慮して.workにするのかを決めましょう。
取り扱いしているレジストラが少ない
.workは新しいドメインという事もあり、利用人口の多いメジャーなレジストラでも取り扱っていない事があります。
既に何かのドメインを取得していたとして、そのレジストラが.workを扱っていない場合は他のレジストラへの登録が必要になります。
管理が少し面倒になりますので、別々にしたくない人はレジストラを移行するか、違う種類のLTDを検討してみて下さい。
スパム行為によってイメージダウンする可能性がある
先ほどでも少し紹介しましたが、安いTLDはスパム行為で利用される事が多いです。
そして..workも例外ではないので、スパム行為に.workが利用されるようになり、.workのイメージが悪くなる可能性も十分あります。
イメージが悪くなってしまうと、ツイッターなどのSNSで紹介した際に警戒されれてクリック率が下がってしまったり、検索エンジンからの流入も少なくなってしまう可能性があるので注意してください。
安定を選ぶ場合は、無難に.comか.netをオススメします。
.workは既にスパム行為で利用されつつある
既に.workドメインはスパム行為で利用されており、多少イメージダウンしています。
今後スパム行為で利用される事がなくなり、元の堅実そうなイメージが回復すればいいのですが、.workよりも安いTLDが新たに出ない限り難しいでしょう。
そもそもTLDを見ている人自体は少数派だと思うので、とても大きな影響はないと思いますが、これから.workを利用される方は一応注意してください。
メリットとデメリットまとめ
.workのメリットとデメリットをまとめると、
【メリット】
- 安い
- 健全なイメージがある
【デメリット】
- レジストラが少ない
- スパム行為によってイメージダウンの可能性がある
という風になります。
これらの事を考慮して.workを利用するか検討してみて下さい。
.workのサイトがSEOで不利になる事はあるのか
.comや.netなどのメジャーなドメインに比べて、.workは安くマイナーなドメインなのでSEO的に不利になるのではないか、と思った方も多いと思います。
結果を先に言うと、
- SEO的に不利にはならない
- けれど被リンクを貰いにくい可能性がある
という感じになります。
SEO的に不利にはならない
Googleの中の人はドメインによる優劣はないと言っているので、検索エンジンから良い評価が貰いにくくなったり、検索順位が上がりにくくなる、などの事はありません。
なので、基本的に.comを使おうが.workを使おうが変わる事はなく、良質なコンテンツを作成すれば高い評価が貰えます。
被リンクが貰いにくくなる可能性がある
先ほど.workドメインがスパム行為に利用されてイメージが下がる可能性があると書きましたが、イメージが悪くなってしまえば、それだけ被リンクを貰いにくくなってしまいます。
現在Googleは、コンテンツと被リンクを重要視してサイトの順位を決めていると言われているので、本来貰えるはずだった被リンクが貰えなくなるのは避けたいです。
.workの価格一覧
この.workドメインですが、そもそも取り扱っている所が少ないので、取得できる所も限られてきます。
なので決して多くはないのですが、それぞれに特徴があるので、自身に合った物を選んでみて下さい。
サイト名 | 取得料金 | 更新料金 |
お名前.com | 1円 | 990円 |
ムームードメイン | 180円 | 990円 |
バリュードメイン | 49円 | 980円 |
ゴンべドメイン | 1430円 | 1430円 |
今現在だと、初期費用が安いお名前.comか、更新費用が安いバリュードメイン の二択です。
お名前.comなら最初の取得料金を安く抑えられるので、ペラサイト量産のように、作成したサイトの中から、成果が出ない物は早めに切り捨てる運用に向いています。
バリュードメインは更新費用が低く抑えられ、5年以上サイトを運用する場合はお名前ドットコムよりも安くなるので、サブサイトを作成する際に使用するのがオススメです。
まとめ
今回は.workドメインについて書いてみました。
とても安く維持費を抑えられるドメインですが、それ相応のデメリットも存在するので、それを十分考慮した上で利用しましょう。
皆さんのサイト運営の参考になれたら幸いです。