
トップレベルドメイン(ccTLD・gTLD)とは|ブログに最適なドメインも紹介

この記事を書いている人
ITフリーランスをしているせせらと言います。
小さい頃からPCが大好きで、自作PCやプログラミングを小学生の頃からしていました。
ドメインには必ず.comや.netなどがついており、ドメインを取得する際にどれにしたらいいのか迷った方も少なくないはずです。
なので今回はトップレベルドメイン(TLD)について書いていこうと思います。
目次
トップレベルドメイン(TLD)とは
インターネット上のDNS(ドメインとIPアドレスを対応付けて管理する階層的な分散型データベースシステム)で利用される、ドットで区切られた文字列の事を言います。
ドメインには様々な物がありますが、大きく分けると2種類に分ける事ができ、
- 国コードトップレベルドメイン(ccTLD)
- 分野別トップレベルドメイン(gTLD)
この2種類に分かれます。
国コードトップレベルドメイン(ccTLD)
- メリット…信頼性が高い。
- デメリット…他の国の人には向かない、値段が少し高い。
国コードトップレベルドメインとは、国ごとに分けて割触れられたドメインの事を言い、Country Code Top Level Domainを短くしてccTLDと言われています。
日本のccTLDは.jpであり、他にもイギリスの.uk、フランスの.fr、アメリカの.usなど、様々な種類が存在しており、その国のccTLDはその国に在住している人でないと取る事は出来ません。
ですが一部例外もあり、自国のccTLDを民間企業に売却したツバルの.tvや、特定の条件を付けずに一般向けに販売しているトンガの.toなどはお金を払えば誰でも取得可能です。
分野別トップレベルドメイン(gTLD)
- メリット…多種多様な物があり、自分の目的に合った物を選べる。
- デメリット…一部スパムによく利用されていて信頼性の低い物もある。
国ごとに分かれているccTLDとは違い、様々な分野別に分けて作成されたドメインが分野別トップレベルドメインで、Generic Top Level Domainを短くしてgTLDと呼ばれています。
gTLDは世界の誰でも取得する事が可能な物がほとんどですが、一定の条件が必要な物や特定の業界向けの物なのど、多種多様なTLDが揃っており、次々に新し物が出てきています。
Webサイトで使用されているドメインのシェアはgTLDの方が多く、その中でもダントツに多いのが.comで、半数近くのシェアを獲得しています。
ブログに最適なTLDは何か
多くの方がブログなどを始めようとした時に、TLDによる違いがあるのか不思議に思ったり、どのTLDにしようか迷ったりした経験があると思います。
結論を先に言うと、ドメインによってブログの優劣は決まらないとGoogleの人が言っているので何のドメインでも良いです。
ですが、その人は模範解答のような受け答えをする人なので、もしかしたら何かのアルゴリズムで直接的、又は間接的に優劣が付いている可能性もあります。
- Googleの中の人がドメインによる優劣は無いと言っている。
- スパムによく使われるようなTLDには、フィルターのような物が付いているという説もある。
また、TLDによって値段が変わるので、ブログの運用方法によっては適切でないドメインも存在します。
堅実にブログを運用したい人
特に変わった事をするでもなく堅実にブログ運用がしたい人は、オーソドックスなドメインを使用する事をオススメします。
- .com・・・商用組織向けのドメイン、世界で一番利用者が多い。
- .org・・・非営利組織向けのドメイン、非営利という事もあり信頼性が高い。
- .net・・・特に用途は無いがネット関連の事を扱う人に人気。
- .jp・・・日本のドメインという事もあり信頼性が高い、けど少し値段が高い。
- .biz・・・ビジネスや商用目的のドメイン、安心感や信頼感を持ちやすい。
これらのTLDが利用者も比較的多く、信頼性も高いドメインです。
堅実にブログを運用するなら、わざわざ激安で少し怪しいTLDを選ぶ必要性も無いと思うので、この中から選ぶ事をオススメします。
ペラサイトなどでブログを量産したい人
ペラサイトのような、サイトを量産してから厳選していくような運用方法をする場合は、なるべく取得価格が低いTLDの方がオススメです。
ですが注意点として、初めてドメインを取得した年は安価だとしても、更新する2年目以降の料金は多くなるので注意して下さい。
- .xyz・・・特に意味はないドメイン、何でも利用できるので汎用性が高い。
- .work・・・仕事や作品などを表すドメイン、取得価格が低いが更新価格も低い
- .site・・・サイト、場所、会場などを表す比較的新しいドメイン。
ペラサイト量産をしている人はこれらのTLDを利用している方が多いイメージです。
特に何もない場合
真面目にブログ運用に取り組むという訳では無いし、ブログを量産するという訳でもないけれど、何となく自分のサイトを持っておきたい。という人も居ると思います。
このような人は.comがオススメです。
特に何をするでもないからこそ、色々な事をしても違和感が無く、利用者もダントツで多いTLDにすれば困る事は無いと思います。
日本語ドメインはどうなのか
ドメインは一般的に英数字で構成されていますが、中にはカタカナや平仮名、漢字などの日本語で構成されたドメインもあります。
日本語ドメインは検索エンジンのアルゴリズム的には何も変わりませんが、日本人からしたら日本語ドメインの方が目につきやすいというメリットが存在しており、それによる信頼性の向上やクリック率の増加も多少期待できます。
ですが日本語ドメイン特有のデメリットが存在しない訳では無いので、日本語ドメインを取得する際には、その特徴を理解してから決めてみて下さい。
中古のドメインはどうなのか
TLDについて調べている人の中には、ドメインを契約しようと考えている人が多いと思いますが、新規のドメインではなく中古ドメインを取得するという方法もあります。
中古ドメインは新規のドメインに比べて値段が高いですが、サイト初期の頃からでも集客が見込めたり、過去のサイトの評価が引き継げたりできると言われています。
ですがその効果がどの程度なのかは疑問ですし、効果は殆ど無いとしている方もいますが、逆に中古ドメインを使用した多くのサイトで実績を上げている人もいるみたいです。
少し不安感もありますが、選択肢の一つとしてみるのも良いのではないでしょうか。
ドメインの料金について
TLDによって値段の高い物や安い物など、ある程度の特徴は存在していますが、具体的な値段はレジストラによって決まります。
- 安い物だと大体年間1200円~1800円くらい
- .jpなどの高い物だと大体年間2200円くらい
レジストラは簡単に説明すると、ユーザー向けにドメインを販売している業者の事を言い、ドメインを契約する際はどれかのレジストラに申し込む必要があります。
各ドメインごとにオススメのレジストラをまとめた記事があるので、良かったら参考程度にご覧ください。
⇒ドメインの料金について解説|TLDごとの最安レジストラも紹介
まとめ
今回はTLDについて書いてみました。
少しでもWebサイト作成の手助けに慣れれば幸いです。
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