
日本画を描く人向け水干絵具おすすめ|色・粒子・容量を比較
日本画を描く人にとって、水干絵具は色数だけで決めにくい画材ですよね。12色で足りるのか、粒子の細かさは塗り心地に関係するのか、容量はどれほど必要なのか。迷うところがあります。
セット商品は似て見えても、色の構成と粒子の説明、1色あたりの量、瓶や袋の形が違います。安いセットを買えば済むとは限らず、あとから単色を買い足す方が無駄の少ない場合もあります。
水干絵具は、描く題材と混色の頻度でおすすめが変わります。初心者が選ぶ際も、色と粒子、容量を中心に、商品ごとの違いを確かめましょう。
水干絵具の基本
水干絵具を山から採掘した泥や土から作り、水で精製して不純物を取り除いたあと板状に干し上げる。粉末状の顔料を膠液などで溶いて使う画材です。
同じ水干絵具でも、粒子の状態は商品説明に差があります。ナカガワ胡粉の鳳凰シリーズは粒子が非常にきめ細かく、発色のよさや塗りやすさを特徴にしています。
色は単体で使うほか、水干絵具や土絵具、胡粉とも混ぜられます。紅や朱をそのまま使うか、白を混ぜて明るくするかで印象が変わるため、セットの色数は混色の手間にも関係します。
商品を早見表で確認
セットと単色商品の位置づけを確かめましょう。粒子や容量の情報が商品説明に書かれているかどうかも、色数とは別の判断材料です。
| 商品 | 色数・容量 | 粒子・色の情報 | 参考価格 |
|---|---|---|---|
ナカガワ胡粉 鳳凰 | 12色 | 微粒子・基本色 | 3,432円 |
ナカガワ胡粉 鳳凰 | 24色 | 微粒子・中間色あり | 7,333円 |
吉祥 水干絵具瓶入 | 12色 | 水精製・板状乾燥 | 5,333円 |
吉祥 水干絵具瓶入 | 24色 | 水精製・板状乾燥 | 8,608円 |
吉祥 水干絵具瓶入 No.1 | 30色 | 色内訳は要確認 | 11,733円 |
吉祥 水干絵具瓶入 No.2 | 30色 | 色内訳は要確認 | 11,733円 |
中里 ナカガワ水干絵具 | 12色・各20ml | 粒子は細かいが固まりあり | 4,290円 |
中里 ナカガワ水干絵具 | 24色・各20ml | 粒子は細かいが固まりあり | 8,140円 |
上羽絵惣 水干絵具 | 12色・瓶入り | 瓶入りセット | 7,161円 |
吉祥 水干絵具 100g No39 金茶 | 単色・100g | 混色性に優れる | 1,470円 |
ナカガワ胡粉 白緑 | 単色 | 容量情報なし | 712円 |
ナカガワ胡粉 鶸色 | 単色 | 容量情報なし | 1,012円 |
ナカガワ胡粉 桃色 | 単色 | 容量情報なし | 792円 |
ナカガワ胡粉 水干紅 | 単色 | 容量情報なし | 1,012円 |
価格は2026年9月27日時点のAmazon参考価格です。セールや在庫状況で変わるため、注文時は表示価格を確認してください。
12色セットは基本色を一通りそろえる商品です。24色以上は中間色が増えるため、毎回の混色を減らしたい人や肌・花・風景の色を細かく作りたい人におすすめです。

12色のまとまり
初めて水干絵具をそろえるなら、ナカガワ胡粉の鳳凰12色セットが有力です。紅、朱、黄、黄土、岱赭、緑青、白緑、群青、白群、紫、花藍、黒が入り、赤・青・黄・緑を中心に描き始められます。

鳳凰12色は、粒子が非常にきめ細かく、発色と塗りやすさを特徴にしています。価格は参考で3,432円、定価の目安は4,290円です。混色にも対応するため、初心者が最初に使うセットとして具体的な強みがあります。
吉祥の12色セットは5,333円が参考価格です。粒子情報を重視するなら、鳳凰12色の方が判断材料を持ちやすいでしょう。

中里の12色セットは各色20mlです。合計では約240ml分になり、量を把握して買いたい人には便利です。固まりがある場合は乳鉢で細かくしてから溶いてください。最初から完全に均一な粉だけを期待する商品ではありません。

24色で増える色
ナカガワ胡粉の鳳凰24色セットは、12色セットの内容に樺、桃色、肌色(二)、山吹、金茶、焦茶、黄緑青、黄草、青草、群緑、美青、鼠などの中間色が加わります。価格は参考で7,333円です。

肌色や茶色、草の色を描くたびに混ぜる作業が多いなら、24色の方が制作中の迷いを減らせます。特に人物や花などを一つのセットで描く人には、12色からの追加差額を払う理由があります。
中里の24色セットは各色20mlで、合計は約480mlです。価格は参考で8,140円。色数だけでなく、1色ごとの量を重視するなら、ナカガワ胡粉の鳳凰24色とは違う魅力があります。

吉祥の24色セット は8,608円が参考価格です。吉祥を選ぶなら、購入ページに表示される色内訳を確認してから決めるのが安全です。

30色の広がり
吉祥の30色セットはNo.1とNo.2があり、どちらも参考価格は11,733円です。定価の目安はNo.1が13,131円、No.2が14,520円。30色という多さだけで、二つの中身の違いまでは判断できません。

No.1とNo.2は、色名の一覧を見ずに片方をおすすめするのは難しい商品です。自分がよく描く植物や肌、岩、背景の色が入っているかを確認し、同じ色の重複も確かめてください。

初心者がいきなり30色を買う場合、使わない色が残る可能性があります。最初から多色を使う制作予定がある人には便利ですが、まず基本色で混色を覚えたい人なら、鳳凰12色か24色の方が購入理由を説明しやすいです。
30色を選ぶ価値が出るのは、絵の具を少しずつ混ぜて色を作るより、近い色をすぐ手元から出したい場合です。細かな色差を楽しむ描き方なら、色数の多さが制作時間を支えます。
容量と保管の注意
容量を重視するなら、中里の各色20mlという表示が分かりやすいです。12色なら約240ml、24色なら約480mlなので、セット全体の量を計算できます。描く枚数が多い人には、色数と同じくらい大切な情報です。
ナカガワ胡粉の鳳凰12色のセットサイズは19.4×13.8×3.2cm、重量は0.4kgです。24色は24.9×19.6×3.3cm、重量0.8kg。色数が増えると収納場所も大きくなります。
吉祥の30色No.1は31.8×20.4×2.4cm、重量1kgです。机の引き出しへしまう場合、色数だけでなく箱の幅と重さが負担にならないか確認してください。瓶入りセットは、置き場所を決めてから買うと出し入れが楽です。
吉祥の金茶は100gの袋入りで、セットの20ml表記とは単位が違います。グラムとミリリットルは中身の密度や容器で変わるため、100gをそのまま何色分と換算してはいけません。単色を大量に使う人向けの商品です。

単色の買い足し
セットを使っていて特定の色だけ減るなら、単色商品の追加が現実的です。ナカガワ胡粉の白緑は参考712円、桃色は792円です。鶸色と水干紅は1,012円で、必要な色だけ補充できます。

金茶を多く使う人には、吉祥の100g袋入りがおすすめです。参考価格は1,470円ですが、セット内の小瓶と同じ量とは限りません。背景や建物、木の表現で金茶を何度も使う人向けの買い足しです。

容量を確認できない単色商品は、価格だけで割安と決めず、購入前に内容量と容器を確認してください。内容量、容器、顔料の状態が分かってから、手持ちの絵具と重ならない色を追加するのが無駄を抑える方法です。

おすすめの結論

日本画を初めて描く人で、粒子の細かさと基本色を重視するなら、ナカガワ胡粉の鳳凰12色セットがおすすめです。参考価格3,432円で、混色にも対応するため、最初の一箱として購入理由が明確です。
人物や花、風景で中間色を頻繁に使う人は、鳳凰24色セットがおすすめです。各色の量を明確に把握したい人は中里の20mlセット、30色を買う人は吉祥No.1とNo.2の色内訳を確認してから決めてください。
描く題材と使用量で、必要な商品は変わります。価格は2026年9月27日時点の参考値なので、注文時の価格と容量表示を確認しましょう。
- 基本色と細かな粒子を重視する人は、ナカガワ胡粉 鳳凰12色セット
- 中間色を増やして混色の回数を減らしたい人は、ナカガワ胡粉 鳳凰24色セット
- 各色20mlの容量を重視する人は、中里 ナカガワ水干絵具12色または24色セット
- 金茶を大量に使う人は、吉祥 水干絵具100g 金茶
- 白緑、桃色、鶸色、水干紅だけを補充したい人は、ナカガワ胡粉の単色商品

