
分光放射計 おすすめ8選
分光放射計は、測りたい光の種類や波長、使う場所によって選ぶポイントが変わるので、どれが合うか迷いますよね。
照度や分光の範囲に加えて、PPFDや色温度などの測定項目、データ連携に対応する機種もあり、購入前に必要な機能を整理しやすくなります。
今回は、照明・植物・研究など用途の異なる商品を、測定範囲と主な測定項目で見比べられるようにまとめます。
おすすめ商品の早見表
| 商品名 | 参考価格 | 測定波長範囲 | 照度測定範囲 | 主な測定項目 |
|---|---|---|---|---|
Acogedor 光スペクトルメーター | 37,124円(2026-10-14時点) | — | 最大100万lx | 照度・スペクトル・色温度・演色評価数・PPFD |
Nihig HPCS330 | 68,680円(2026-10-14時点) | 380~780nm | 5~200,000lx | スペクトル・照度・色温度・演色指数・色座標・色許容差 |
OLPJUUQ ポータブル分光計 | 27,827円(2026-10-14時点) | 340~1,000nm | — | PPFD・スペクトル波長 |
AIOMEST AI-LS330 | 35,999円(2026-10-14時点) | — | 0~1,000,000ルクス | Lux・PPFD・UV・CCT・CRI |
UPRtek MK350N Premium | 263,999円(2026-10-14時点) | 380~780nm | 5~100,000lx | 照度・分光放射照度・色温度・色度・フリッカー |
| 英弘精機 EKO MS-730 | 1,300,000円(税別) | 350~1,050nm | — | Irradiance・Photon Flux・Luminance・PAR・PPFD・NDVI |
| コニカミノルタ CL-700A | — | 360~1,000nm | 0.01lx~最大200,000lx | 照度・色度・PPFD・放射照度・分光放射照度 |
| テクノオプティス SR-5A | — | 380~780nm | — | 分光放射輝度・輝度・色度・相関色温度・ピーク波長 |
Acogedor 光スペクトルメーター
照明の状態や植物用ライトの光環境を、1台で幅広く確認したい人には、Acogedor 光スペクトルメーターがおすすめです。
ハンドヘルド分光計として、照度・スペクトル・色温度・演色評価数などを同時に測定できます。
照明の確認では、10nmごとの波長別の光の強度と分布を表示できます。フルスペクトルLEDかどうかやブルーライト保護機能の有無を確認できるほか、フリッカー周波数と変動の深さから、ランプが国家標準要件を満たすかどうかも評価できます。
植物用ライトを確認するときは、PPFD、青・緑・赤スペクトルPPFD、YPFD、クロロフィルA/B含有量、温度、湿度を測定できます。
照度値は、V(λ)関数と測定したスペクトルを積分して求められ、機器のスペクトル応答曲線がV(λ)と完全に一致することが保証されています。照度測定範囲は最大100万lxで、相関色温度を使って光源の色温度が要件を満たすか評価できます。

Nihig HPCS330
照明設備の状態を、光の成分や色の情報までまとめて測りたい人には、Nihig HPCS330がおすすめです。
室内照明や街路照明などの現場で、複数の光特性を確認したいときに向いています。
スペクトル・照度・色温度・演色指数・色座標・色許容差をまとめて測定でき、LEDの広帯域光源だけでなく、CFL・HIDの狭帯域光源も測定できます。
測定波長は380~780nm、照度は5~200,000lx、色温度は1,000~100,000Kの範囲です。波長精度は±1nm、スペクトル帯域幅は4nm(FWHM)、照度精度は1級(±4%読み値±1読み値)です。
本体とプローブは分離式の磁気吸着設計で、Bluetooth通信距離は障害物がない条件で0~10mです。BluetoothとUSB Type-Cに対応し、USB接続ならPCソフトとの同期通信テストとPDFレポート印刷、BluetoothならWeChatミニプログラムでのテストができます。
表示言語は簡体字中国語と英語です。
保証期間は1年ですが、輸送・誤用・偶発的または異常な使用による損傷は保証されず、不適切な操作や人的損傷による保証期間中のメンテナンス費用は利用者負担です。消耗部品と付属品は保証対象外で、保証期間終了後のメンテナンスは有料です。

OLPJUUQ ポータブル分光計
植物用ライトのPPFDとスペクトル波長を測る目的で、持ち運べる分光計を探している人には、OLPJUUQ ポータブル分光計がおすすめです。
測定波長は340~1,000nmで、植物のPPFDとスペクトル波長を測る設計です。
コサインコレクターを備えたオープンタイプの光学インターフェースを採用しています。
IP53の防水・防塵規格を備え、フレームレートは10fps、積分時間は0.1~2000msの範囲で調整できます。信号対雑音比は200:1、総照明精度は4%です。

AIOMEST AI-LS330
植物育成や照明の光を、照度とPPFDの両方から確認したい人には、AIOMEST AI-LS330がおすすめです。
家庭菜園・温室・農業研究・リーフアクアリウムのPPFD測定だけでなく、照明検査・舞台照明・写真撮影用のデジタル光測定にも活用できます。
通常モードは照度計として光出力を分析し、植物照明モードはPARメーターとして光合成研究に使い分けられます。植物照明モードでは、400~700nmでPPFDを0~10.000 μmol/m²/sの範囲で測定でき、青・緑・赤の成分やYPFD、クロロフィルA/B加重放射データも扱えます。
照度は0~1,000,000ルクス、精度は±3%、分解能は0.1ルクスで、CCTは1,000~100,000K、CRIは0~100です。UV指数0~15、フリッカー周波数10~500Hz、周囲温度・湿度、ブルーライトハザードも測定できます。
測定値は9グループの内蔵メモリに自動保存でき、USB-PC接続でExcelファイルも出力できます。
2.4インチLCDではLux/PPFDの実測値・最大・最小・平均値を同時に表示でき、リアルタイム分光グラフへ切り替えられます。
質量は199gで、収納ケースが付属し、保証期間は365日です。

UPRtek MK350N Premium
一般照明やLED照明の照度だけでなく、色やフリッカーまで、携帯できる測定器で確認したい人には、UPRtek MK350N Premiumがおすすめです。
LED商取引、学術・研究、照明専門家の現場で使うほか、展示会・オフィス・ショールーム・顧客先などへ持ち運んで使えます。
照度・分光放射照度・色温度・色度に加えて、フリッカーやブルーライトハザードも確認できます。測定波長範囲は380~780nm、照度の測定範囲は5~100,000lxで、波長データ間隔は1nm、スペクトル帯域幅は約12nm(半値幅)です。
PCやモバイルデバイスと接続でき、USBケーブル経由でデータを転送できます。画面上の数値・グラフ・比較結果を保存でき、データ形式はExcelとJPGに対応します。
日本語を含む複数言語に対応した3.5インチの抵抗膜方式タッチLCDも備えています。
本体寸法は高さ147.5mm×幅78mm×奥行24mmで、バッテリー駆動時間は満充電時で5時間以下です。
製造用途・PARメーター・照明設計などの専門的なニッチ機能を必要としない専門家向けで、これらの機能を主目的にする場合は選ぶ条件が異なります。

英弘精機 EKO MS-730
農業・海洋・リモートセンシングの野外用途で、太陽光や人工光源を波長ごとに測りたい人には、英弘精機 EKO MS-730がおすすめです。
携帯型分光放射計として、野外での使用を想定した製品です。
測定波長範囲は350~1,050nmで、Irradiance、Photon Flux、Luminance、PAR、PPFD、NDVIを扱えます。測定結果は単位付きの物理量(絶対値)で取得でき、太陽光や各種人工光源の放射照度を波長ごとに測定できます。
対応OSはAndroid 7、8、9、10で、Androidアプリから遠隔操作できます。通信は2.4GHzのWi-Fiに対応し、スマートフォンの写真やGPS情報を測定データに紐づけられます。
三脚などを利用して高い位置や離れた場所から測定でき、標準搭載のレーザーポインタでターゲットを特定しやすくなっています。
測定結果はアプリでグラフ表示・データ収集・演算・保存ができ、CSV形式で出力できます。
電源は単3形乾電池4本で、付属のNiMH充電式電池またはアルカリ乾電池に対応し、USB給電(バスパワー)も利用できます。動作温度範囲は-10~+50℃ですが、付属NiMH充電式電池を使う場合は-5~+45℃です。
本体寸法は幅85mm×奥行190mm×高さ42.5mm、質量は電池を含まず450gです。
コニカミノルタ CL-700A
照明やプロジェクター、イメージセンサーなどの光を、低照度から近赤外まで測りたい人には、コニカミノルタ CL-700Aがおすすめです。
スマートフォンカメラやAR/VR、セキュリティ用途の光測定にも活用できます。
測定波長範囲は360~1,000nm、照度測定範囲は0.01lx~最大200,000lxです。0.01lx環境では約5秒、0.1lx環境では約2秒で測定できます。
JIS特殊形照度測定器とDIN Class Bに準拠しています。
照度だけでなく、PPFD、放射照度、分光放射照度、相関色温度、色度、平均演色評価数、特殊演色評価数などを測定できます。自動ゼロ校正・波長補正、分光グラフ、ピーク波長にも対応し、光の明るさや色を複数の項目で確認できます。
最大15台の多点同時測定と連続測定に対応し、専用ソフトウェアCL-S30が標準で付属します。PC接続時は本体を制御でき、各種光特性・色度図・分光スペクトルのグラフを出力したり、レポートを作成したりできます。
CL-S30の対応OSはWindows 11 Pro 64 bit、macOS Ventura、macOS Sonomaで、USB 2.0以上のポートが必要です。Ethernet接続時はCAT6Aケーブルが必要なので、手持ちのPCや接続環境がこの条件に当てはまるか確認してから選びたい人に向いています。
テクノオプティス SR-5A
ディスプレイやLED照明、車載ランプの輝度・色度を評価したい人には、テクノオプティス SR-5Aがおすすめです。
大画面カラータッチパネルを備え、各種システム機器へ光学特性評価センサーとして搭載する用途にも対応しています。
LEDバックライトやLED照明では輝度・色度・色温度特性・演色性を、µLED・Mini LED・OLED・LCDなどのディスプレイでは輝度・色度・色温度特性・光学特性を評価できます。車載ヘッドライトやバックランプの輝度・色度も測定できます。
測定角は2°、1°、0.2°、0.1°から電動で切り替えられ、測定距離は対物レンズ金物先端から250mm~無限遠です。測定輝度範囲は、2°で0.0005~1,500,000cd/m²、1°で0.0005~4,500,000cd/m²、0.2°で0.0125~100,000,000cd/m²、0.1°で0.05~500,000,000cd/m²です。測定輝度範囲と輝度精度の条件は標準光源A・NORMAL SPEEDモードで、輝度精度は±2%以内です。
分光放射輝度や輝度、CIE色度座標、三刺激値XYZ、相関色温度、duv、ドミナント波長、ピーク波長を測定できます。超高輝度LEDなどは、外付けNDフィルタを使用せずに測定できます。
使用条件は、温度5~30℃、湿度80%RH以下で、結露しない環境です。
インターフェースはRS-232CとUSB 3.0で、電源はAC100~240V・50/60Hzの専用ACアダプタを使います。
本体寸法は幅422×奥行き130×高さ244mm、質量は約5.5kgです。
アタッチメントレンズAL-6・AL-11・AL-12、ファイバープローブFP-3P、三脚5N型、照度アダプタZV-30などは別売りの付属品です。これらの追加部材を使う場合は、本体とは別に購入する必要があります。
分光放射計の選び分け
- 植物用ライトのPPFDと照度の両方を確認したい人
- フリッカーとブルーライトハザードを確認したい人
- 植物用ライトのPPFDとスペクトル波長を持ち運んで測りたい人
- LEDの広帯域光源とCFL・HIDの狭帯域光源を測りたい人
- 農業・海洋・リモートセンシングの野外で太陽光や人工光源を波長ごとに測りたい人
- 低照度から近赤外まで照明やプロジェクターを測りたい人
- ディスプレイやLED照明、車載ランプの輝度・色度を評価したい人
Nihig HPCS330は多点測定の構成を選ぶ
複数地点の照明を同時に測るなら、本体とプローブをどう組み合わせ、何本用意するかが注文前の迷いになります。Nihig HPCS330は本体とプローブが分離する構造で、複数プローブを485接続して多点のデータ測定・検査に対応し、有線485と無線Bluetoothを自動で切り替えて遠距離測定もできます。多点測定を目的にする場合は、測定点数に応じた複数プローブと485接続を含む構成を選ぶため、単一地点を測る場合とは購入数量が変わります。
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