
ラズパイ用GPS HATおすすめ8選
ラズパイ用GPS HATは、使っているRaspberry Piとの組み合わせや、対応する衛星システムを基準に選べばよいか迷いますよね。
GPSCAPは測位データを記録したファイルをGoogleマップなどに取り込んで経路を確認できます。
今回は、GPSCAPやL76K、RTK Roverなど8商品を紹介します。
おすすめ商品の早見表
| 商品名 | 対応衛星システム | 参考価格(2026-11-03時点) |
|---|---|---|
GPSCAP | GPS | 5,478円 |
Waveshare L76K GPS HAT | GPS、BeiDou(BDS)、GLONASS、QZSS | 6,883円 |
GNSS HAT拡張ボード スターターキット | GPS、北斗衛星ナビゲーションシステム、準天頂衛星システム | 4,500円 |
GPSCAP 組立済 | GPS | 7,128円 |
RTK Rover GPS/GNSS HAT DAバージョン | マルチGNSS | 11,000円 |
Waveshare MAX-M8Q GNSS HAT | 最大3種類を同時受信(GPS、BeiDou、Galileo、GLONASS) | 13,845円 |
| Adafruit Ultimate GPS HAT(Mini Kit) | GPS、GLONASS | — |
| Waveshare GSM/GPRS/GNSS/Bluetooth HAT | GPS、COMPASS、GLONASS | — |
GPSCAP
GPSデータを記録し、移動経路をあとから確認したい人には、GPSCAPがおすすめです。Raspberry Piと組み合わせると測位データをファイルに記録でき、Google マップなどに取り込んで経路を確認できます。
基板上の液晶にはUTC日付・時刻、緯度、経度、高度、補足衛星数、速度が表示されます。Raspberry Pi Model B+、2B、3Bでは純正ケースに収まるとされ、RCA端子を持つ初期モデルには接続できません。Raspberry Pi本体やケース、ケーブル類は付属しないため、手持ちの機種が対象に含まれるかも購入前に確認しておきたいところです。

複数の衛星測位システムを使い分けたい人には、Waveshare L76K GPS HATがおすすめです。GPS、BeiDou(BDS)、GLONASS、QZSSに対応し、複数システムを組み合わせた測位と単一システムでの測位ができます。
標準Raspberry Pi 40ピンGPIOを備えたRaspberry Piのほか、Jetson、RDKシリーズのボードにも対応するとされています。GPSアンテナ1個と20×2ピンソケットも付属するため、測位用アンテナと接続部材を含めてそろえたい人に向いています。

GNSS HAT拡張ボード スターターキット
GPS・北斗・準天頂衛星システムでの測位を試したい人には、L76K GPS HATスターターキットがおすすめです。ML1220充電式電池用のホルダーを備え、エフェメリスデータの保存とホットスタートに対応しますが、電池は付属しません。
英語マニュアルにはRaspberry Pi、Arduino、STM32向けのサンプルコードが含まれており、これらのプラットフォームでGNSSの開発例を参照したい人に向いています。Raspberry Piのマザーボードは付属しません。

GPSCAP 組立済
組立済みのGPSCAPは、Raspberry Piで測位データを記録したい人におすすめです。Raspberry Piのピンヘッダーに接続するとGPSロガーとして動作し、基板上の液晶ではUTC日付・時刻や位置、高度、補足衛星数、速度を確認できます。
Raspberry Pi Model B+、2B、3Bでは純正ケースに収まるとされています。RCA端子を持つ初期モデルは部品が干渉するため接続できず、Raspberry Pi本体も付属しません。バックアップ電池のCR2032も別途用意する必要があります。

RTK Rover GPS/GNSS HAT DAバージョン
RTK基地局を利用できる環境で、高精度な衛星測位を試したい人には、LC29H(DA) RTK Rover HATがおすすめです。L1+L5デュアルバンドのマルチGNSS信号を追跡し、販売情報にはRTK測位精度として0.01m+1ppm CEPと記載されています。ただし、近くにRTK基地局がない場合はセンチメートル級測位を実現できず、基地局の品質や距離も測位精度に関わります。
対応機器としてRaspberry Pi 3B、4B、5、Zero、Zero 2とJetson Nanoが記載されています。Raspberry Piボードは付属しないため、手持ちのボードを使う場合は対象機種かどうかが購入時の確認点です。

複数の衛星システムを組み合わせた測位やジオフェンシングを使いたい人には、Waveshare MAX-M8Q GNSS HATがおすすめです。GPS、BeiDou、Galileo、GLONASSから最大3種類を同時に受信でき、SBAS、QZSS、IMES、D-GPSにも対応します。
標準Raspberry Pi 40ピンGPIOヘッダーを備え、Raspberry PiシリーズのボードやJetson Nanoに対応しています。GPS外部アンテナが1個付属するため、アンテナも含めた測位用の構成をそろえたい人に向いています。

Adafruit Ultimate GPS HAT(Mini Kit)
Raspberry PiにGPSとRTCを加え、位置情報と時刻を扱いたい人には、Adafruit Ultimate GPS HATがおすすめです。GPSとGLONASSに対応し、測位が確定するとPPSを出力します。内蔵パッチアンテナは屋外向けで、屋内や空が見通せない場所で使う場合は外部アクティブアンテナ用のu.FLコネクタを利用できます。
対応対象は40ピンGPIOのHATヘッダーを備えたRaspberry Piで、26ピンヘッダーの初期モデルには対応しません。コンソールケーブルでRX/TXピンを使う場合は、このHATを同時に使用できません。2×20 GPIOヘッダーをHATに取り付けるには軽いはんだ付けが必要です。RTC用のCR1220電池は付属せず、同電池を使った場合の時刻保持は7年以上とされています。
GSMやGPRSを使った通信とGPS測位をRaspberry Piにまとめたい人には、Waveshare GSM/GPRS/GNSS/Bluetooth HATがおすすめです。Bluetoothにも対応し、GPS・GLONASSのほか、基地局測位や複合測位に対応すると記載されています。
対応機種としてRaspberry Pi 3B、4B、5、Zero 2が挙げられています。キットにはGSM・GPS・Bluetoothアンテナ、USBケーブル、固定具が含まれますが、Raspberry Pi本体とRTC用のCR1220電池は付属しません。
用途に合わせて選ぶGPS HAT
- GPSログを記録して移動経路を確認したい人
- 複数の衛星システムを使った測位をしたい人
- Raspberry PiやArduino、STM32向けのGNSSサンプルコードを参照したい人
- RTK基地局を利用でき、センチメートル級測位をしたい人
- GPSとRTCで位置情報と時刻を扱いたい人
- GSMやGPRS通信とGPS測位をRaspberry Piにまとめたい人
GPSCAPはキットと組立済みから選べます
GPSCAPにはキットと組立済みの2種類があり、商品名に「組立済」とある方は完成品です。キットの形態を選ぶならGPSCAP、組立済みの形態を選ぶならGPSCAP 組立済が該当します。
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