
家具をL型金具で壁に固定して転倒対策をする方法
家具の転倒対策をしたいけれど、どこに固定していいのか迷う。
固定する場所を間違えてしまわないか、気になりますよね。
L型金具で固定する
壁の木下地と家具の丈夫な部分、埋設物の有無を確認し、条件に合うL型金具と木ネジで下穴あけ・固定・締め付け確認を進めましょう。
L型金具による固定では、壁側の柱・間柱などの木下地と、家具側の桟などに木ネジを効かせることが重要です。壁の表面だけにネジを打ったり、家具の薄い板に取り付けたりしても、固定の効果は得られません。
固定に使う道具と手段
使うものは、位置を調べる資料・器具、固定する金具・木ネジ、下穴あけと締め付けを行う工具に分かれます。
| 使うもの | 種類 | 主な役割 |
|---|---|---|
| 建物の図面 | 資料 | 壁下地の位置を調べる手がかりにする |
| 下地探知器 | 確認器具 | 壁下地の位置を調べる |
| L型金具 | 固定金具 | 壁と家具をつなぐ |
| 木ネジ | 締結部品 | 金具を木下地や家具の丈夫な木部に留める |
| 下穴用キリ | 穴あけ工具 | 木ネジを入れる下穴をあける |
| 手回しドライバー | 締め付け工具 | 木ネジを締め、締め付け状態を確認する |
| ドライバドリル | 電動工具 | 対応するキリ・ビットで下穴あけと木ネジ締めを行う |
- 下地確認と穴あけは別の作業です。図面や下地探知用の器具で位置を調べ、ドライバドリルで下地を判定しないでください。
- 手持ちの手回しドライバーと下穴用工具で加工・締結できる範囲では、電動工具の追加購入は不要です。
- 電動工具を使う場合は、使用するキリと木ネジに対応するドライバドリルを使ってください。
固定作業の流れ
加工を始める前に固定位置と部材を決め、下穴あけから締め付けへ進めます。
- 壁と家具の固定位置を調べます。壁側は柱・間柱などの木下地、家具側は桟などの丈夫な部分を確認し、穴をあける位置に電線管・水道管・ガス管などがないことを確認します。
- L型金具を合わせて取り付け位置を決めます。壁の仕上げ材の厚みを考慮し、木下地へ届く木ネジを用意します。家具側も、丈夫な部分に固定できる位置に合わせます。
- 木ネジより細いキリで下穴をあけます。下穴は木材の割れを防ぎ、木ネジを締めやすくするために設けます。
- 金具を木ネジで固定します。ネジに対して工具をまっすぐ保持して締め、最後に手締めで締め付け状態を確認します。
- 壁へネジ止めできない場合や、木下地・家具の強度・埋設物を確認できない場合は、穴あけや固定を進めないでください。
- 壁と家具の固定位置が合わない場合は、そのまま取り付けないでください。家具側に桟がなく補強が必要な場合も、薄い板への固定で済ませないことが大切です。
- 充電式工具のキリやビットを交換するときは、バッテリを外してください。電動で締める際は、締め付け力を事前に試しておきましょう。
- 上下に積み重ねた家具は、上下を連結してから壁へ固定するか、上下それぞれを壁へ固定してください。
たとえば二段重ね家具
たとえば、佐藤さんが二段重ねの家具を固定する場面を考えます。上下それぞれを壁へ固定する方法を選び、上段・下段の桟と壁の木下地の位置を調べて、L型金具を当てながら取り付け位置を確かめます。
おすすめの電動工具
下穴あけと木ネジ締めに使う電動工具がまだ手元になく、新たに用意する場合は、私はマキタ DF333DSHS ドライバドリルセットをおすすめします。木材の穴あけとネジ締めに対応し、締める力も20段階で調節できるので、下穴あけから金具の固定まで同じ工具で進めやすいと考えます。10.8V・1.5Ahバッテリ、充電器、ツールバッグ付きのセットで、金具・木ネジ・下穴用キリは別途必要です。
手締め機能で、金具を留めた木ネジの締め付け状態を確認できる点も便利です。ただし、使用するキリの軸径と木ネジが、本体の対応範囲に合うか確認しておいてください。マキタ DF333DSHSの公式取扱説明書で、対応するキリの軸径と木ネジ締め能力、セットの標準付属品を確認してみてください。

まずは固定位置を確認
まずは図面や下地探知用の器具で壁の木下地を調べ、家具側の桟と金具の取り付け位置が合うか確かめましょう。電動工具を新たに用意する必要があれば、紹介したマキタ DF333DSHS ドライバドリルセットの商品ページで、使用するキリや木ネジへの対応も確認してみてください。
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