
星の軌跡を連続写真の比較明合成で撮る方法
星の軌跡を、地上の風景と一緒に残したい。撮影から仕上げまで、どう進めればいいんだろう。
撮影と仕上げの両方があると、どこから手をつけるか迷いますよね。
連続写真を比較明合成
固定構図で長秒露光写真を連続撮影し、StarStaXのLightenで比較明合成して保存しましょう。
比較明合成は、重ねた写真の同じ位置から最も明るい画素を選ぶ方法です。構図を固定して撮った写真を重ねることで、時間とともに移動した星の光を軌跡として残せます。
合成に使えるソフト
合成には、Windows・macOSで無料で使えるStarStaXを利用できます。撮影形式によって、合成前の準備が変わります。
| 使うソフト | 種類 | 主な役割 |
|---|---|---|
| StarStaX | 画像合成ソフト | JPEG・TIFFの連続写真を比較明合成する |
| TIFF出力対応のRAW現像ソフト | 現像ソフト | RAW素材を調整し、合成用のTIFFへ変換する |
- JPEGで撮影した素材は、StarStaXへ読み込んで合成を進められます。
- RAWで撮影した素材は、先に現像してTIFFへ書き出します。StarStaX自体にはRAW現像機能がありません。
- 基本の合成にはLightenを使います。露光間の小さな切れ目が気になるときは、Gap Fillingによる補完を検討してみてください。
- 手持ちのカメラやスマホで同じ構図の長秒露光写真を連続保存でき、試し撮りで必要な星が写れば、その機器を使えます。
撮影から合成の流れ
場所と構図を決めてから試し撮りを行い、連続撮影した静止画をPCで合成します。
- 場所と構図を決める。街灯・車のライト・月明かりの影響を確認し、地上の風景と星を入れて三脚で固定します。撮影時間に合わせて電池と記録容量も準備します。
- 露出とピントを整える。マニュアル露出と手動ピント合わせで試し撮りし、写真を拡大して星のピントと地上風景の明るさを確認します。露光時間・絞り・ISO感度を調整します。
- 同じ構図で連続撮影する。露光時間・撮影間隔・撮影回数を設定して静止画を記録し、PCへ取り込みます。
- 合成して保存する。StarStaXへ連続写真を読み込み、Lightenで合成します。完成画像を100%表示で確認し、必要に応じてGap Fillingを調整して保存します。
- 地上風景の白飛びと星のピントは、連続撮影を始める前の試し撮りで確認します。モニターの見た目だけで判断せず、撮影した写真を見て調整しましょう。
- 撮影間隔の意味は機器の説明で確認しておいてください。「露光開始から次の露光開始まで」と「露光後の待ち時間」を取り違えると、意図しない休止が入りやすくなります。
- 連続撮影中は構図とピントを保ちます。電池切れや記録容量不足で途中終了しないよう、撮影前に残量を確認しましょう。
- Gap Fillingは小さな切れ目を補うために使います。設定によって背景へ悪影響が出る場合があるため、光跡と地上風景の両方を確認しながら調整してみてください。
たとえば30秒露光
たとえば、葵さんが地上の建物と星空を一緒に写そうと、30秒露光で試し撮りする場面を考えます。撮影した写真を拡大し、星がぼやけていれば手動でピントを合わせ直して、もう一度試し撮りします。建物の白飛びも確認し、必要に応じて露出を調整してから、構図を変えずに連続撮影へ進みます。
カメラがない場合のおすすめ
連続写真を撮れる機器がまだない場合、私はSony ZV-E10 II パワーズームレンズキット ブラック(ZV-E10M2K BQ、本体+SELP16502レンズ1本)をおすすめします。撮影の間隔と回数を指定して静止画を自動で繰り返し撮れるので、一枚ずつシャッターを切る手間を減らして合成用の素材を記録できる点で、この撮影に向いていると思います。電池・記録容量・温度によっては、設定枚数に達しない場合があります。付属の標準ズームレンズで写す範囲を調整できるため、地上風景を入れた構図を決める際にも便利です。
三脚・対応SDカード・対応USB電源とケーブルは別途必要です。手持ち機器で必要な連続写真を撮れる場合は、カメラを買い足す必要はありません。ZV-E10 IIの公式仕様表で、静止画のシャッタースピードの範囲と付属品を確認してみてください。

まずは試し撮りから
地上の風景と星を入れて試し撮りし、写真を拡大してピントと明るさを確認するところから始めましょう。必要な連続写真を撮れる機器がまだない場合は、紹介したカメラの商品ページでキットの構成と別途必要な道具を確認してみてください。
このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。






